日本遺産「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」

更新日:2024年02月26日

「足袋蔵のまち行田ポータルサイト」は以下の言語でご覧になれます。

新着情報

「橋本家文書」など2件の文化財が構成資産に追加認定されました

 令和3年7月16日付で行田市の日本遺産ストーリーの構成資産に、下記の2件の文化財が追加認定されました(うち、1件は資産建物の追加)。これで日本遺産の構成資産は46件(史跡4、古文書5、建造物30、有形民俗文化財2、無形民俗文化財5)となりました。

追加認定された日本遺産の構成資産

  • 橋本家文書(郷土博物館蔵)
     行田有数の足袋商店であった橋本喜助商店の足袋に関わる江戸時代後期~昭和戦前期の文書群。
  • 小林家住宅(天満)
     昭和16年(1941)建設と伝えられる足袋原料問屋の隠居住宅。和風建築と洋風建築が複合された珍しい建築となっています。

日本遺産(Japan Heritage)に認定された行田市のストーリー

「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」

 行田市が日本遺産認定の申請をしていた「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」のストーリーが平成29年4月28日に県内初の”日本遺産”に認定されました。

日本遺産(Japan Heritage)とは

 文化庁によって平成27年度に創設された新しい文化財制度で、地域に点在する史跡・伝統芸能など有形・無形の文化財をパッケージ化し、我が国の文化・伝統を語るストーリーとして「日本遺産(Japan Heritage)」に認定するものです。歴史的魅力に溢れた文化財群を地域主体で総合的に整備・活用し、世界へ戦略的に発信することにより、地域の活性化を図ることを目的としています。令和2年度までに104件が日本遺産に認定されています。

認定された行田市のストーリーの概要

 忍城の城下町行田の裏通りを歩くと、時折ミシンの音が響き、土蔵、石蔵、モルタル蔵など多彩な足袋の倉庫「足袋蔵」が姿を現す。行田足袋の始まりは約300年前。武士の妻たちの内職であった行田足袋は、やがて名産品として広く知れ渡り、最盛期には全国の約8割の足袋を生産するまでに発展した。それと共に明治時代後半から足袋蔵が次々と建てられていった。今も日本一の足袋生産地として和装文化の足元を支え続ける行田には、多くの足袋蔵等歴史的建築物が残り、趣きある景観を形づくっている。

白い外壁で2階建ての足袋蔵の建物の外灯が灯っている写真
職人の男性がミシンで足袋を縫っている写真

ストーリーの構成資産

 ストーリーの構成資産(文化財)は46件で、内訳は史跡4件(国指定1・県指定2・市指定1)、有形文化財5件(未指定5)、建造物30件(市指定2・国登録5・未指定22)、有形民俗文化財2件(国登録1・未指定1)、無形民俗文化財5件(未指定5)となっています。

主な構成資産
田畑や住宅の一角にある前方後円墳や円墳などからなる埼玉古墳群を上空から撮影した航空写真

埼玉古墳群

奥に天守閣、手前に橋と水路、周囲に手入れされた樹木が植えてある忍城跡の写真

忍城跡

道路沿いに等間隔に石柱が並んでおり、白い外壁で3つの窓がある足袋蔵ギャラリーの外観写真

足袋蔵ギャラリー門

木造で2階建ての建物と手前に木造小屋があるくらしの博物館の外観写真

足袋とくらしの博物館

赤い花柄の行田足袋の写真

行田足袋

ミシンや足袋の型、アイロンなどの器具や機械の写真

行田の足袋製造用具及び製品

お皿に盛られた小判型のゼリーフライと行田フライの写真

ゼリーフライ・フライ

奈良漬が生姜や梅と一緒に樽に入っている桶の写真

行田の奈良漬

ストーリー等の詳細(文化庁に提出した書類)

関連情報リンク

行田市の観光情報等は行田おもてなし観光局のページ(観光スポットページ)へ

この記事に関するお問い合わせ先

文化財保護課
〒361-0052 埼玉県行田市本丸2-20
電話番号:048-553-3581
ファクス:048-556-0770
メールフォームによるお問い合わせ