糖尿病性腎症重症化予防対策事業にぜひご参加ください

更新日:2024年10月02日

行田市国民健康保険では、特定健康診査や人間ドック等の結果やレセプトデータを活用して、糖尿病が重症化するリスクの高い方が人工透析に移行することを防止するための取り組みを実施しています。

糖尿病性腎症について

糖尿病は症状が悪化すると重大な合併症を引き起こす恐れがあります。人工透析導入の原因の第1位は糖尿病であると言われており、「腎症」は特に注意が必要です。しかし、医療機関で行う治療とともに毎日の生活を工夫することで「腎症」は進行を遅らせることができます。医療機関での治療を継続するとともに、生活習慣を見直してみましょう。

(注意)糖尿病性腎症とは

糖尿病性腎症とは、糖尿病の合併症の1つで、高血糖状態が長期間続くことにより腎臓の機能が損なわれ、血液中の老廃物を尿として排出できなくなり、最終的に腎不全となる病気です。

糖尿病性腎症重症化予防プログラム

 糖尿病性腎症重症化予防プログラムは、未治療や受診中断の方に受診を促すとともに、通院中の方には生活習慣の中で何をどのように見直せばよいか専門職がアドバイスを行います。

  1.  受診勧奨
     健診等の結果で血糖値やHbA1c値が高値であるにもかかわらず受診していない方、また糖尿病で受診していたが受診を中断してしまっている方に対し、医療機関への受診を勧めます。
  2.  保健指導
     現在、糖尿病で通院治療をしている方で、保健指導を希望し、かつかかりつけ医から参加推薦があった方に対して、専門の研修を受けた管理栄養士等が個別面談や電話で日常生活の相談に応じます。
  3.  継続支援
     保健指導を修了した方に対し、引き続きな病状の確認及び自己管理維持のための支援を行います。

保健指導の対象者には、黄色の封筒でご案内を送付しています。ぜひご参加ください。

また、受診されていない方や受診を中断している方にはハガキで受診勧奨を送付しています。早めの受診をお願いします。

(注意)こうした取り組みにより行田市国民健康保険では、糖尿病の合併症である人工透析への移行を防止し、被保険者の皆様の健康寿命の延伸と医療費増加の抑制につなげています。

費用

無料

その他

 この事業は行田市のほか県内52市町と埼玉県国民健康保険団体連合会が共同で事業主体となっておりますが、民間事業者(株式会社FitsPlus、日本システム技術株式会社)に業務を委託し実施しています。

そのため、病院への受診確認や保健指導への参加について上記の委託先事業所からお電話させていただく場合がございますので、ご了承ください。

SOMPOヘルスサポート株式会社(ヘルプデスク):0120-435-751(月~金(祝日を除く、午前9時から午後5時)

受診勧奨サポートセンター:0120-683-007

 

事業の効果

 糖尿病の合併症予防のためのHbA1c値の目標は7.0未満といわれています。

令和5年度の保健指導参加者は12名でした。参加した方のHbA1c値は不参加の方のHbA1c値と比較すると、低下が見られました。

また保健指導修了後の継続支援の参加者は5名、支援終了後のHbA1c値7.0未満の方は2名という結果となりました。

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