「プレコンセプションケア」ってご存じですか?

更新日:2025年08月20日

「プレコンセプションケア」とは?

プレコンセプションケアは、若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合うことで、次世代を担う子どもの健康にもつながるとして、近年注目されているヘルスケアです。早い段階から正しい知識を得て、健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながり、未来の子どもの健康の可能性を広げます。

みなさんは5年後、10年後どのような人生を送りたいですか?「自分の人生をできる限り自分で選択していけるようにする」ために自分の身体のことを知り、自分自身や大切な人の健康やライフプランについて考えてみましょう。

プレコンセプションケアの目的は?

  1. 若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
  2. 若い世代の男女が将来、より健全になること
  3. 健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちより健康にすること

なぜいま、プレコンセプションケアなの?

リスクのある妊娠の増加

女性の痩せや肥満は、切迫早産や低出生体重児といったリスクのある妊娠の原因になります。

また、心身の不調を招くことにも繋がります。

日本は世界的に見ても痩せている女性が多いといわれており、日本の低出生体重児は増加傾向にあります。

不妊の増加

月経不順や月経痛などの月経トラブルの放置が不妊症や子宮の病気の原因となることがあります。

また、不妊症は「女性の問題」と思われがちですが、実は不妊の原因の半分は男性にもあるとされています。

男女ともにきちんと健康管理をして、不妊のリスクを減らすことが大切です。

性・生殖に関する知識の不足

卵子は年齢とともに質が低下し、数も減少します。年齢が進むとともに妊娠率が低下して流産率が上昇し、産める子どもの人数が限られてきます。加えて歳を重ねてからの妊娠はお母さんと赤ちゃんの健康リスクが高くなります。

プレコンセプションケア

やってみよう、プレコンセプションケアチェック

もっと素敵な自分になるために、未来の家族のために、できることから始めて、1つずつチェック項目を増やしていきましょう。

できることから始めよう、健康のための生活習慣

健康診断を受けましょう

定期的な健康診断を受診し、自分の健康状態を把握しましょう。また、女性は子宮頸がん検診や乳がん検診を定期的に受診しましょう。

食生活を整えましょう

バランスの良い食事

主食(ご飯、パン、麺類)、主菜(魚、肉、卵、豆腐などの大豆製品)、副菜(野菜を中心とした料理)がそろうようにして、1日3食バランスのとれた食事を心がけましょう。

〇葉酸

妊娠の1か月以上前から必要な栄養素「葉酸」

妊娠前から妊娠初期にかけて、葉酸をとることで赤ちゃんの新景観閉鎖障がいの予防につながります。妊娠に気づく時期は、神経菅ができる時期よりも遅いため、妊娠に気づく前から葉酸を十分に摂取していることが大切です。

適正体重を保ちましょう

適正体重の範囲はBMI値で18.5以上25.0未満です。やせ(BMI18.5未満)は、将来の赤ちゃんの健康に影響がでる可能性があり、肥満(BMI25.0以上)は妊娠高血圧症や妊娠糖尿病のリスクを高めます。

BMI値(体格指数):体重(キログラム)÷身長(m)÷身長(m)の値

睡眠をしっかりとりましょう

良質な睡眠は疲労回復や心身の安定に必要不可欠です。生活リズムを整えて、疲労をためないようにしましょう。

飲酒量は適量を守りましょう

まだ妊娠を考えていない人も、飲みすぎは心身ともに悪影響を及ぼす可能性があります。適度な飲酒を心がけましょう。

禁煙しましょう・受動喫煙を避けましょう

喫煙は流産や早産、低出生体重児などのリスクを高めます。また、受動喫煙も健康に影響を及ぼすので、パートナーも禁煙する必要があります。自身や周りの人が妊娠する前から禁煙に取り組みましょう。

適度に運動しましょう

1週間当たりの運動量は150分ほどが目安です。運動不足の人は今よりも10分長く歩くなど、身体活動量を少しでも増やしてみましょう。

ストレスをため過ぎないようにしましょう

現代社会はストレスが多く、こころの不調を抱えることもあるでしょう。まずは自分がストレスを感じていることに気づくことが大切です。普段から自分に合ったストレス解消法をみつけましょう。また、困ったときは専門の窓口に相談しましょう。

感染症に注意し、予防接種を受けましょう

感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中に感染すると胎児へ影響を及ぼすものもあります。

若い世代を中心に、梅毒などの性感染症への感染が増加しています。自分の健康を守るために、パートナーと話し合いましょう。

感染症の中には、風疹や子宮頸がんなど予防接種で予防できる感染症もあります。

本市のプレコンセプションケアに関する講演

未就学児期向け

講演風景

令和7年2月7日に市内富士見ヶ丘幼稚園の保護者を対象に、社会福祉法人どろんこ会 東大和どろんこ保育園 宮崎施設長を講師として招き、約50人の保護者等に子ども達が自分の身体を正しく知り、自分と他者の身体と命を大切にできるよう実践的で適切な対処方法を学べるよう講話を行いました。

児童・生徒期向け

講演風景

市内小学校にて埼玉県助産師会の橋本助産師を講師に招き、5年生やその保護者、教員等約70人に「心も身体も健康な大人になるために」と題し、赤ちゃんの成長と誕生、二次性徴、プライベートゾーン等について講話を行いました。

成人期向け

高校生

令和7年3月13日に埼玉県立進修館高等学校にて生徒を対象にプレコンセプションケアに関する講演会を実施しました。

実施にあたり、市と協定を締結している大塚製薬株式会社よりご紹介いただいた国立成育医療研究センター三戸麻子医長を講師として招き、約550人に納得する選択をしながら自身の生涯を送れるよう、今から意識しなければならない健康や妊娠についての講話を行いました。

講座風景
社会人

令和7年4月4日に商工会議所にて新入職員研修会が実施されました。研修会のプログラムにプレコンセプションケアについての講演を盛り込ませていただきました。

参加者のほとんどが男性でしたが、皆さん真剣に聴いていました。

講演風景2

その他

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