行田の足袋製造用具及び関係資料

更新日:2022年02月04日

行田の足袋製造用具、ミシンや裁断機の写真

文化財の概要

  • 読み ぎょうだのたびせいぞうようぐおよびかんけいしりょう
  • 区分 国指定有形民俗文化財
  • 種別 有形民俗文化財
  • 員数 5,484点(製造用具4,219点、関係資料1,265点)
  • 所在地 行田市本丸17-23 行田市郷土博物館
  • 時代 江戸時代後半~現代
  • 公開/非公開 公開
  • 指定年月日 令和2年3月16日

文化財の説明

 行田は近世より足袋の産地として知られた地域です。明治中期にミシンや裁断機が導入され、大量生産が可能となり、最盛期の昭和戦前期には全国生産量の80%を占めていました。
 この度指定となった本件は、行田市郷土博物館が開館以来、長年にわたり収集・整理を行ってきたもので、行田の地場産業として営まれてきた足袋製造に関する用具と、製品や販促品等の関係資料から構成されています。
 製造用具は全工程を手作業で行っていた時代の用具から、分業に特化したミシンは裁断機等、機械化以降の用具までがあり、我が国における製造業が近代的な製造形態へと移行していく流れを読み取る上でも重要な資料です。関係資料には行田で製造された製品や付随する販促品、足袋屋の店舗で使用された様々な物品等が含まれています。資料を通じて、製造のみならず販売も自ら行う足袋屋が個々に併存し、地域総体の産業として発展したという行田足袋の地域的な特色が窺えます。

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