板石塔婆(小針)

更新日:2022年01月21日

上部が三角に尖っており、その下に2段の線が刻まれ、菩薩を表す梵字が上部に刻まれ、下部に梵字の文字が縦に刻まれている板石塔婆の写真
板石塔婆の下部に刻まれている梵字で書かれた文章を拡大している写真

文化財の概要

  • 読み いたいしとうば
  • 区分 市指定有形文化財
  • 種別 考古資料
  • 員数 1基
  • 所在地 行田市佐間3-8-9  行田埋蔵文化財センター
  • 時代 鎌倉 
  • 形状 高さ216センチメートル、幅52センチメートル、厚さ8センチメートル
  • 公開/非公開 公開(開館日:火曜日・土曜日・日曜日〔年末年始を除く〕・11月14日〔県民の日〕)
  • 指定年月日 昭和34年3月19日

文化財の説明

板石塔婆は、板碑(いたび)とも呼ばれ、鎌倉時代以降盛んに造られました。秩父青石(ちちぶあおいし)といわれる緑泥片岩(りょくでいへんがん)等を使った石碑の一種で、一般的に死者の霊を供養するために造立されました。当時の信仰形態のみならず、生活の一端を知り得る歴史資料として貴重です。

この板石塔婆は、上部に阿弥陀三尊の種子(しゅじ)を、荘厳体(しょうごんたい)で刻み、下部に梵字(ぼんじ)で光明真言(こうみょうしんごん)を記しています。

記年銘はやや薄れていますが、元応3年(1321年)と読めます。元は市内小針地区にあったものを、史料館に移動しました。

地図

行田市小針

埋蔵文化財センター

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