古代蓮自生地

更新日:2022年01月21日

大きな蓮の葉の間から薄ピンク色の連の花があちらこちらに咲いている沼地の写真
緑色の大きな葉の間に淡いピンク色で美しい蓮が咲いている写真

文化財の概要

  • 読み こだいはすじせいち
  • 区分 市指定記念物
  • 種別 天然記念物
  • 所在地 行田市小針855 小針クリーンセンター敷地内 
  • 公開/非公開 非公開(調整中)
  • 指定年月日 昭和35年3月29日

文化財の説明

市内小針地区周辺はかつて沼地・湿地が広がっており、昭和の初期頃には沼地に蓮が咲いていました。この蓮を調べてみると、現在の蓮とは異なり、古代種に属する蓮であることが分り、昭和35年3月29日に市指定天然記念物に指定されました。しかしながら、化学肥料や農薬の普及に伴い急速に減少し、枯死してしまいました。

その後、昭和46年にゴミ焼却場を建設するため造成工事が行われ、 焼却灰の処理場として隣接地を掘削したところ、昭和48年に掘削で出来た池に蓮が開花しました。掘り下げた土の中にあった蓮の実が自然発芽したもので、形態的特徴から古代蓮と確認されました。また、同時に出土した土器は縄文時代から平安時代にかけてのものとされ、蓮の実があった土壌から出土した木片は年代測定の結果、約1400年前のものとされました。

 

【注意】現在は調整中のため、見学はご遠慮いただいております。

地図

小針クリーンセンター

大きな蓮の葉の間から薄ピンク色の連の花があちらこちらに咲いている沼地の写真
緑色の大きな葉の間に淡いピンク色で美しい蓮が咲いている写真

この記事に関するお問い合わせ先

文化財保護課
〒361-0052 埼玉県行田市本丸2-20
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