十万石ふくさや行田本店店舗

更新日:2022年01月20日

2階建ての古い黒漆喰塗りの建物で「十万石」と書かれた看板が掛けられ、玄関前にのぼり旗や暖簾が掛けられている十万石ふくさや行田本店店舗 の外観写真
「十万石」と書かれた白い看板が建物横に設置され、黒漆喰塗り2階建ての十万石ふくさや行田本店店舗を前の通りを挟んで映している外観写真

文化財の概要

  • 読み じゅうまんごくふくさやぎょうだほんてんてんぽ
  • 区分 国登録有形文化財
  • 種別 建造物
  • 員数 1棟
  • 所在地 行田市行田20-15
  • 時代 明治16年
  • 構造 土蔵造2階建、瓦葺、建築面積96平方メートル
  • 公開/非公開 公開 (外観のみ)
  • 登録年月日 平成19年10月2日

文化財の説明

十万石ふくさや行田本店店舗は、行田市街地のほぼ中心にあり、旧日光館林道(現在の国道125号)に面して所在しています。

現存する建物は旧山田清兵衛商店の店蔵で、初代清兵衛から数えて第11代当主となる伊三郎によって明治16年(1833)に建てられたことが棟札でわかります。初代清兵衛の名前は天保年間の絵図に「呉服屋清兵衛」と記されていることから、当時よりこの地で呉服商を営んでいたことが確認されています。

昭和44年(1969)の国道拡幅工事に伴い曳き屋(ひきや)され、これを機に株式会社十万石ふくさやの店舗として利用され、現在に至っています。

建物は、間口7.9メートル、奥行12.7メートル、土蔵造2階建で、街路に面する切妻棟の背面にT字形に棟が接続しています。屋根は切妻の桟瓦葺(さんがわらぶき)、外観は黒漆喰塗り、正面2階の壁に観音開扉を3カ所配置し、大振りの鬼瓦を棟に載せるなど重厚な意匠を凝らしており、街路の歴史的景観に寄与しています。

地図

2階建ての古い黒漆喰塗りの建物で「十万石」と書かれた看板が掛けられ、玄関前にのぼり旗や暖簾が掛けられている十万石ふくさや行田本店店舗 の外観写真
「十万石」と書かれた白い看板が建物横に設置され、黒漆喰塗り2階建ての十万石ふくさや行田本店店舗を前の通りを挟んで映している外観写真

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