十万石ふくさや行田本店店舗


文化財の概要
- 読み じゅうまんごくふくさやぎょうだほんてんてんぽ
- 区分 国登録有形文化財
- 種別 建造物
- 員数 1棟
- 所在地 行田市行田20-15
- 時代 明治16年
- 構造 土蔵造2階建、瓦葺、建築面積96平方メートル
- 公開/非公開 公開 (外観のみ)
- 登録年月日 平成19年10月2日
文化財の説明
十万石ふくさや行田本店店舗は、行田市街地のほぼ中心にあり、旧日光館林道(現在の国道125号)に面して所在しています。
現存する建物は旧山田清兵衛商店の店蔵で、初代清兵衛から数えて第11代当主となる伊三郎によって明治16年(1833)に建てられたことが棟札でわかります。初代清兵衛の名前は天保年間の絵図に「呉服屋清兵衛」と記されていることから、当時よりこの地で呉服商を営んでいたことが確認されています。
昭和44年(1969)の国道拡幅工事に伴い曳き屋(ひきや)され、これを機に株式会社十万石ふくさやの店舗として利用され、現在に至っています。
建物は、間口7.9メートル、奥行12.7メートル、土蔵造2階建で、街路に面する切妻棟の背面にT字形に棟が接続しています。屋根は切妻の桟瓦葺(さんがわらぶき)、外観は黒漆喰塗り、正面2階の壁に観音開扉を3カ所配置し、大振りの鬼瓦を棟に載せるなど重厚な意匠を凝らしており、街路の歴史的景観に寄与しています。
地図


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更新日:2022年01月20日