関ヶ原合戦図屏風

更新日:2022年01月20日

赤い旗を持った人々、馬に乗った人々、青い旗を持った人々など時間の経過を追って1枚の屏風に合戦当日の様子が描かれている関ヶ原合戦図屏風の写真

左隻

左に山、右から左に杭瀬川が流れており、馬に乗った人や刀を持った人など、大垣における杭瀬川の戦いが描かれている関ヶ原合戦図屏風の写真

右隻

文化財の概要

  • 読み せきがはらかっせんずびょうぶ
  • 区分 市指定有形文化財
  • 種別 絵画
  • 員数 6曲1双
  • 所在地 行田市本丸17-23 行田市郷土博物館
  • 時代 江戸
  • 形状 本紙 縦57センチメートル、横125センチメートル
  • 公開/非公開 展示期間のみ公開
  • 指定年月日 平成11年3月25日

文化財の説明

この屏風の右隻は、関ヶ原合戦前日9月14日の大垣における杭瀬川の戦いが描かれ、左隻は、15日の合戦当日の様子が合戦の開始から西軍の敗走まで、時間の経過を追って描かれています。

従来より関ヶ原合戦図屏風・絵巻物等は数種類残されており、左隻の構成から井伊家、井伊家家老木俣家に伝来する屏風と同一の物と考えられますが、右隻については、井伊家、木俣家に伝来していないものの、関ヶ原町周辺で3点ほど残されています。また、この屏風は、四条派を学んだ人の作品で、制作時期は幕末頃と推定されます。市内埼玉の湯本家に伝来し、昭和63年12月3日に行田市郷土博物館に寄贈され、平成元年に表装替えが行われています。

制作地は岐阜県と考えられますが、全国的に見ても優秀な作品であり、歴史的価値が高く評価されます。

地図

行田市郷土博物館

左に山、右から左に杭瀬川が流れており、馬に乗った人や刀を持った人など、大垣における杭瀬川の戦いが描かれている関ヶ原合戦図屏風の写真

右隻

赤い旗を持った人々、馬に乗った人々、青い旗を持った人々など時間の経過を追って1枚の屏風に合戦当日の様子が描かれている関ヶ原合戦図屏風の写真

左隻

槍を持ち馬に乗っ戦っている様子が描かれている場面を拡大している写真
左側に青い旗の大群、右側に赤い旗の大群が描かれ、戦いが行われている場面を拡大している写真

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