板石塔婆(真名板)

更新日:2022年01月21日

表面に文字や絵が彫られた大きな石碑とその横にたてられている説明の案内板の写真

文化財の概要

  • 読み いたいしとうば
  • 区分 市指定有形文化財
  • 種別 考古資料
  • 員数 1基
  • 所在地 行田市真名板1532 薬師堂
  • 時代 鎌倉 
  • 形状 高さ351センチメートル、厚さ13センチメートル
  • 公開/非公開 公開
  • 指定年月日 昭和34年3月19日

文化財の説明

板石塔婆は、板碑(いたび)とも呼ばれ、鎌倉時代以降盛んに造られました。秩父青石(ちちぶあおいし)といわれる緑泥片岩(りょくでいへんがん)等を使った石碑の一種で、一般的に死者の霊を供養するために造立されました。

この板碑は、県下でも珍しい大型のもので、上部に「伊の三点」「阿弥陀一尊」の種子(キリーク)、中央の蓮台の上に「南無阿弥陀仏」の銘文があります。

鎌倉時代の特徴をよく備え、建治元年(1275)乙亥九月の記年銘があり、六字名号(ろくじみょうごう:南無阿弥陀仏)の典型的なもので、西念の建立のものと伝えられています。

「新編武蔵風土記稿」によれば右側に「右志者奉為過住  主君幽儀滅罪生善」、左側に「尽法界群類平等  利益仍造立如件」と記され、下部に「沙弥西念敬白」とあります。

地図

真名板薬師堂

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