酒巻15号墳出土品

更新日:2022年01月20日

太い本体に対して柄は細く作られており、サーベルのような護拳部の外面には三輪玉の装飾がついている大刀の写真

大刀

筒から外に向かって羽状の板が伸びて、奴凧のような形の靫の写真

筒の上部が三日月形をした袋状になっている鞆の写真

文化財の概要

  • 読み さかまきじゅうごごうふんしゅつどひん
  • 区分 県指定有形文化財
  • 種別 考古資料
  • 員数 大刀形埴輪3点、鞆形埴輪2点、靫形埴輪1点、円筒埴輪3点、その他一括
  • 所在地 行田市本丸17-23 行田市郷土博物館
  • 時代 古墳
  • 公開/非公開 非公開
  • 指定年月日 平成19年3月16日

文化財の説明

酒巻古墳群は市北部、利根川南岸に位置する古墳群で、これまでの調査で円筒埴輪・形象埴輪など多数の遺物が出土しています。

15号墳は全長40メートル前後と推測される前方後円墳で、6世紀後半に造られたと推定されています。昭和63年に発掘調査が行われ、大刀、靫(ゆき)、鞆(とも)などの武器を象った埴輪が石室開口部東側の周溝で集中して検出され、出土状況からこれらの器財埴輪は石室周辺に集中して立てられていたことが確認されました。

検出された器財埴輪の中で、大刀2点、靫1点、鞆2点については、遺存状態が良好で、特に大刀と靫はほぼ完形です。この他、15号墳からは人物埴輪頭部、円筒埴輪などが出土しています。

地図

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