紙本着色羅漢画像

更新日:2022年01月20日

月光の下、着物を着た僧侶が台の上に座って左手に経文を持ち、読経に努める僧侶、両手で品物を乗せて物を運んでいる男性がやわらかな線で描かれいる羅漢画像の写真
月光の下、着物を着た僧侶が切り株の上に布を敷いて座り手に経文を持って読経に努めており、傍らに着物を着て座っている男性がやわらかな線で描かれている羅漢画像の写真
月光の下、白い花瓶に白蓮華を生けている白い着物を着た男性、その様子を見守っている2人男性がやわらかな線で描かれている羅漢画像の写真

文化財の概要

  • 読み しほんちゃくしょくらかんがぞう
  • 区分 市指定有形文化財
  • 種別 絵画
  • 員数 3幅
  • 所在地 行田市桜町2-20-44 長久寺
  • 時代 南北~室町
  • 形状 縦122センチメートル、横56センチメートル
  • 公開/非公開  非公開
  • 指定年月日 昭和34年3月19日

文化財の説明

この羅漢図は、長久寺では古来より兆殿司(ちょうでんす)作と言い伝えられてきました。兆殿司(明兆)は、南北朝から室町初期にかけての代表画家です。

月光のもとで花瓶に白蓮華を生け、または読経に努める禅林の僧侶を描いた羅漢図三幅です。羅漢とは釈迦に従った仏弟子たちを指します。中国風の画題ですが、衣服や人物表現の線描の柔らかいことから、わが国近世初頭の作品の可能性が考えられます。

箱の蓋裏に「元文四巳未天六月九日 羅漢三幅対 長久寺什物 武州埼玉群忍谷郷清水宗壽居士 寄附之 光浄代」の墨書があります。

*元文四年(1739)

地図

長久寺

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