下中条の獅子舞

更新日:2023年07月20日

令和5年度 演舞日程

利根川堤防強化事業に伴う治子(はるこ)神社の移転作業中につき、令和5年度の演舞は中止となりました。

花飾りを持つ人、赤い弓を持つ男性、赤い顔の獅子舞が中腰でにらみ合っている下中条の獅子舞の場面の写真
刀を持って浴衣を着た男性2名向かい合い、刀で闘っており、相手の刀を受け止めている写真
夜に獅子舞を披露しており、沢山の観衆が椅子に座って見ている写真

文化財の概要

  • 読み:しもちゅうじょうのししまい
  • 区分:県指定民俗文化財
  • 種別:無形民俗文化財
  • 所在地:行田市下中条
  • 時代:江戸
  • 形態:三匹獅子舞
  • 公開/非公開:公開
  • 指定年月日:昭和55年3月29日
  • 治子神社:行田市下中条1655
  • アクセス:秩父鉄道行田市駅より市内循環バス北東循環・北西循環で興徳寺前下車すぐ

文化財の説明

下中条の獅子舞は、市内下中条地区に伝わる民俗芸能で、現在は下中条獅子舞保存会が保存・継承し、治子神社(はるこじんじゃ)、興徳寺(こうとくじ)を中心に奉納されています。

起源については不詳ですが、言い伝えでは天明年間(1781~1789)の利根川大洪水の時に獅子頭が漂着し、これを神前に奉納して始まったと言われています。また、慶長5年(1598)に鎌倉の長谷から移住してきた長谷川家が下中条村を拓いた時から始まったとも言われていますが、その目的は厄除け、尚武のためと言われます。

弓、花、笹、注連、鐘巻(かねまき)などの演目の中で、特に鐘巻は北埼玉地方に残されている演目であり、鐘の中の大蛇を獅子が退治する内容で、歌舞伎でおなじみの娘道成寺を題材にしています。また、下中条の獅子舞の大きな特色は、棒術(棒剣道)が獅子舞と一緒に残されていることにあります。

現在は災難から村を守る厄神除けや四方固めのほか8月18日(現在はこれに近い土曜日)の治子神社の例大祭に演じられています。

地図

治子神社

花飾りを持つ人、赤い弓を持つ男性、赤い顔の獅子舞が中腰でにらみ合っている下中条の獅子舞の場面の写真
刀を持って浴衣を着た男性2名向かい合い、刀で闘っており、相手の刀を受け止めている写真
夜に獅子舞を披露しており、沢山の観衆が椅子に座って見ている写真

この記事に関するお問い合わせ先

文化財保護課
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