野の獅子舞

更新日:2023年08月31日

令和5年度 演舞日程

日時:10月29日(日曜日)午前9時30分

場所:野の久伊豆神社・諏訪神社・歓喜天社・氷川神社

演目:雌獅子隠し

内容:野の久伊豆神社から氷川神社まで1日かけて回り、各寺社で演舞します。

紙垂の髪の毛を付けた3頭の獅子が太鼓を叩きながら向かい合い、舞を披露しており、その様子を沢山の観衆が見ている野の獅子舞の写真
青い法被を着た男性らが花籠を高く持ち上げ、その周りで3頭の獅子が舞を踊っており、その様子を沢山の観衆が見ている写真

文化財の概要

  • 読み:ののししまい
  • 区分:市指定民俗文化財
  • 種別:無形民俗文化財
  • 所在地:行田市野
  • 時代:江戸
  • 形態:三匹獅子舞
  • 公開/非公開:公開
  • 指定年月日:平成21年7月30日
  • 氷川神社:埼玉県行田市野885-1
  • アクセス:秩父鉄道行田市駅より市内循環バス東循環で「野文化センター入口」下車徒歩1分

文化財の説明

野のささら獅子舞は市内野地区に伝わる民俗芸能で、現在は野村ささら獅子舞保存会が保存・継承し、五穀豊穣、疫病退散、天下泰平、家内安全を祈願して、久伊豆神社、諏訪神社、聖天様(満願寺)、氷川神社などに奉納されています。

起源については不詳ですが、確認されている最も古い記録には、諏訪大明神の「祭礼入用覚帳」の中で江戸時代後半の文政4年(1821)に「簓(ささら)」という言葉が記載されており、言い伝えでは約300年位前から始まったと言われています。

獅子は太夫獅子(だゆうじし)、雄獅子(おじし)、雌獅子(めじし)の三匹獅子舞で、他に先達(法螺貝)、幣束、万灯、面化(めんか)、歌、笛、獅子、花籠(はなかご)などで構成されています。

ひとり立ち3頭のささら獅子舞とよばれ、獅子は腹に太鼓を結わえて叩きながら舞い、そこに4人の花籠がささらを持って舞いに加わります。曲目は「雌獅子隠し(めじしかくし)」で、3頭の獅子が花籠の周りを舞っているうちに雌獅子が隠れてしまいます。太夫獅子と雄獅子が探し回り、一方が先に見つけて楽しく遊び始めます。それを見た一方の獅子が怒って争いを始めるという筋書きです。一曲形式で勇壮な舞に特色があります。

現在は10月下旬(第4日曜日)に実施されています。

地図

氷川神社

紙垂の髪の毛を付けた3頭の獅子が太鼓を叩きながら向かい合い、舞を披露しており、その様子を沢山の観衆が見ている野の獅子舞の写真
青い法被を着た男性らが花籠を高く持ち上げ、その周りで3頭の獅子が舞を踊っており、その様子を沢山の観衆が見ている写真

この記事に関するお問い合わせ先

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