学校給食ができるまで
献立と物資が決まるまで
献立の原案作成(給食提供月の4ヵ月前)
栄養バランス・季節・調理上の制約・子どもたちの嗜好・子どもたちに食べてもらいたい食材等を総合的に考え、栄養士が献立を作成しています。
献立の検討
栄養士と委託業者の調理責任者が、調理製作過程の側面から献立内容の検討を行います。
学校給食調査研究委員会(各学期に1回)
献立の原案が作成できたら、学校給食調査研究委員会で献立と物資について検討を行います。学校給食調査研究委員会は、下記の委員の皆様にお集まりいただき、各学期1回実施しています。
物資は試食を行い、味や大きさ等を実際に見て決定します。また、不要な添加物の使用の有無や生産地証明書による生産地のチェックをして、安全性を確認しています。
選出区分 | 人数 |
小・中学校長 | 2名 |
小・中学校食育主任 | 6名 |
小・中学校PTA代表 | 4名 |
教育委員会事務局職員 | 1名 |
物資の発注(給食提供月の1ヵ月前)
学校給食調査研究委員会で決定した物資を業者に発注します。
給食センターの1日
8時30分~ 食材の検収(1回目)

- 業者から給食で使う食材が納品されます。納品された食材は量や鮮度、温度を確認し、安全を確認するため50gごとにパックに入れて、2週間冷凍保存します。
- 調理の準備と当日の給食の打ち合わせを行います。
9時~ 食材の下処理

- 野菜は専用のシンクに入れ、流水で水を変えながら丁寧に3回洗っていきます。玉ねぎやじゃがいも、人参といった皮のある野菜は事前に皮を剥いてから洗っていきます。
- 綺麗に洗い終わった野菜は、スライサーという野菜を切るための機械を使い、献立に合わせた大きさに切っていきます。
- スライサーで切ることができない野菜や煮崩れを起こしやすい野菜は、調理員が包丁で切ります。

- 肉や魚は食材に異物が入っていないか入念に確認し、その日の献立ごとに下味や衣をつけます。
10時~ 味の確認・食材の検収(2回目)・配缶
- 出来上がった給食の味を確認します。
- 調理した給食はパックに入れて2週間冷凍保存します。
- 2回目の食材の検収を行います。

- 出来上がった給食は、各クラスの人数に応じた分量に配缶します。
11時~ 配送

- 食缶に入れた給食をコンテナに詰め、トラックで各学校へ配送します。
12時~ センター職員による検食・学校での配膳
- 出来上がった給食は、児童・生徒の皆さんが食べ始めるより前に、学校給食センターの職員が検食し、安全性を確認します。
- 主食(ご飯・パン・麺)及び牛乳は、それぞれの業者から直接学校へ運ばれます。
- おかずは専用のコンテナに入れ、学校給食センターから各学校へ運ばれます。
- 学校に届いた給食は、配膳員が各階へ運びます。
12時40分~ 各学校で給食開始

- 学校で給食が始まります。
13時30分~

各学校から食べ終わった食器や食缶が戻ってきます。

食器類は専用の洗浄機を使って洗います。

洗った食器類は、専用の保管庫へ収納し、熱風消毒します。
15時30分~17時

- 厨房内の清掃・消毒を行い、1日の作業は終了です。
更新日:2023年11月20日