ケアラー・ヤングケアラーについて

更新日:2023年12月01日

ケアラーとは

ケアラーとは、高齢、身体上又は精神上の障がい又は疾病等により援助を必要とする親族、友人その他の身近な人に対して、無償で介護、看護、日常生活上の世話その他の援助を提供する方であり、そのうち18歳未満の方がヤングケアラーです。

埼玉県では、令和2年3月に「埼玉県ケアラー支援条例」が制定されました。

ヤングケアラーとは

本来大人がすると想定されているような家事や家族の世話などのケアを日常的に行っている18歳未満の若者のことです。

ヤングケアラーはどんな子どもたちかを例示する画像です。本来大人が担うような、様々な家族のケアを行う子どもの姿が描かれています

病気や障がい、高齢や幼いなどの理由で、家族の誰かが見守りや世話を必要とし、それを支える人手が十分でない時には、子どもであっても、重い責任を負って、家族を支えています。

家族のお世話や、家事を手伝うことは素晴らしいことですが、過度な負担によって、学業や健康、将来の進路に影響が出ることが懸念されます。

ヤングケアラーハンドブック「ヤングケアラーってなに?」(埼玉県作成)

埼玉県が作成したヤングケアラーハンドブック高校生編の表紙です埼玉県が作成したヤングケアラーハンドブック中学生編の表紙です埼玉県が作成したヤングケアラーハンドブック小学生編の表紙です

埼玉県では、ヤングケアラー支援のため、ヤングケアラー本人はもとより、周りの児童・生徒や教職員の理解の促進とともに、電話、SNSでの相談等を紹介するハンドブック「ヤングケアラーってなに?」を作成しています。

ハンドブックは高校生編・中学生編・小学生編の3種類が作成されています。

ヤングケアラーのあなたへ

ひとりでできることには限界があり、誰かに相談してみることも大切です。

あなた自身が悩んでいることや困っていることなど、自分の気持ちを誰かに話してみませんか?

例えば:家族のケアで、学校生活と両立できない(幼いきょうだいの世話で学校を遅刻しないといけない、宿題ができない、部活の遠征に参加できないなど)、相談相手がいない、共感してもらえる人がいない……など

まずは、担任の先生、保健室の先生、スクールカウンセラーなどの、身近な大人に相談してみましょう。

また、ケアをする相手によって、このページに記載された各種の窓口・機関が相談をお受けします。

大人の方へ

自らをヤングケアラーであると自覚している子どもは少ないと言われています。また、誰にも知られたくないと、一人で悩みを抱えているかもしれません。

仕事や生活を通して子どもと関わる中で、ヤングケアラーが疑われるケースがある場合には、このページに記載された各種の窓口・機関にご連絡ください。

相談窓口

行田市の相談窓口

ケアラー全般に関する相談

地域共生社会推進室048-556-1111(内線354)

ケアラー全般に関する相談をお受けするほか、悩みごとに応じて窓口を紹介します。 

ケアをしている相手が高齢の場合

地域包括支援センター

地域包括支援センターは、高齢者のみなさんの身近な相談窓口です。高齢者ご本人のこと、ご家族などのケアラーのこと、様々な面から総合的に支援します。

地域包括支援センターはお住まいごとに担当センターが異なります。詳しくは下記リンク「地域包括支援センター」をご参照ください。

地域包括支援センター

高齢者福祉課地域包括ケアグループ 048-556-1111(内線278)

ケアをしている相手に障がいがある場合

北埼玉障害者生活支援センター

障がいのある方が自立した日常生活・社会生活を営むことができるよう、各種の相談や必要な支援を行っています。センターは、行田市・羽生市・加須市の3市が共同で設置して、事業を受託法人に委託しているものです。

北埼玉障害者生活支援センター相談窓口
費用 無料
窓口

・身体障がいの方

羽生市上川俣1486-1(社会福祉法人幸生会 はくちょう園内)

電話番号:048-560-3411 ファックス番号:048-560-3412 メール:sien@kouseikai.net

・知的障がい・精神障がいの方

羽生市中央3-4-7

電話番号:048-560-0294 ファックス番号:048-560-0295

福祉課障がい福祉グループ 048-556-1111(内線266)

ケアをしている相手や本人が身体や心の健康について不安がある場合

健康づくり課 048-553-0053

身体や心の健康についての、相談、教室等を実施しています。詳しくは下記リンク先「保健事業のお知らせ」をご参照ください。

保健事業のお知らせ

また、精神科医や保健師による、「こころの相談」を行っています。

こころの相談

ケアをしている相手が幼いきょうだいの場合(親が養育困難等)

子ども家庭総合支援拠点 048-556-2011

市では、18歳までの子どもとその家庭等を対象に様々な相談を受け付ける「子ども家庭総合支援拠点」を設置しています。詳しくは下記リンク先をご参照ください。

子ども家庭総合支援拠点

教育指導課 048-556-8316

小・中学生のヤングケアラーについての相談をお受けします。

教育支援センター下忍分室 048-555-0788

小・中学生のヤングケアラーについての相談をお受けします。

そうだんホットライン 0120-279-874

小・中学生のヤングケアラーとその保護者などを対象として、電話やメールでの相談をお受けします。詳しくは下記リンク先をご参照ください。

そうだんホットライン

子ども未来課手当・給付グループ 048-556-1111(内線262,292)

ヤングケアラーの方向けの電話・SNS・メール相談(埼玉県ほか)

電話相談

児童相談所相談専用ダイヤル(子どもの福祉に関する相談)0120-189-783(毎日24時間)

虐待かもと思ったら……児童相談所虐待対応ダイヤル「189」 

SNS・メール

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

地域共生社会推進課
〒361-8601 埼玉県行田市本丸2番5号
電話番号:048-556-1111
ファクス:048-564-1315
メールフォームによるお問い合わせ