令和5年度子ども大学ぎょうだ

更新日:2023年10月04日

コバトン

「ものつくり大学」「NPO法人子育てネット行田」「行田市民大学活動センター」「行田市教育委員会」で組織した「子ども大学ぎょうだ実行委員会」では、小学4~6年生を対象に、子どもの知的好奇心を刺激する学びの機会を提供することを目的とした「子ども大学ぎょうだ」を開校しています。大学教授から講義を受けたり、企業による出前講座を経験したり…。ここでしか体験できない内容が盛りだくさんとなっています。

子ども大学では、次の3分野を学習します。

・物事の原理や仕組みを追求する「はてな学
・地域を知り郷土愛を育てる「ふるさと学
・自分を見つめ人生や将来について考える「生き方学

学習のようす

今年度の「子ども大学ぎょうだ」は、7月8日~9月9日の期間に5日間実施されます。市内の小学校から21名が参加し、ものつくり大学で様々な講義を受講しました。体験学習が多いため、子どもたちは目を輝かせて課題に取り組んでいます。

学習プログラム

1日目(7月8日、土曜日)

・時間:午前8時45分~午後0時15分

・場所:ものつくり大学A3010教室

・内容:角帽つくり、入学式、講義「ロボットを動かしてジェンガを積み上げよう」

・講師:荒木邦成先生(ものつくり大学教授)、荒木先生の研究室の大学生たち

角帽づくり

1 NPO法人子育てネット行田の方々にご指導いただき、角帽を作りました。

1 NPO法人子育てネット行田の方々にご指導いただき、角帽を作りました。

2 角帽づくりに熱心に取り組み、立派な角帽を完成させました。

2 角帽づくりに熱心に取り組み、立派な角帽を完成させました。

國分学長から興味・関心をもって意欲的に取り組むようにとお言葉をいただきました。

3 國分学長から興味・関心をもって意欲的に取り組むようにとお言葉をいただきました。

渡辺教育長が来賓として参加し、挨拶をいただきました。

4 渡辺教育長が来賓として参加し、挨拶をいただきました。

子ども大学学生代表の児童が、4日間の学習に積極的に取り組む決意を述べました。

5 子ども大学学生代表の児童が、4日間の学習に積極的に取り組む決意を述べました。

入学式を終えて第13期生全員が集合写真を撮りました。

6 入学式を終えて第13期生全員が集合写真を撮りました。

講義 「ロボットを動かしてジェンガを積み上げよう」

講師:荒木邦成先生(ものつくり大学教授)、荒木先生の研究室の大学生たち

荒木先生と大学の学生から丁寧なご指導をいただき、タブレットを使ってロボットを操作しました。みんな集中して取り組みました。

7 荒木先生と大学の学生から丁寧なご指導をいただき、タブレットを使ってロボットを操作しました。みんな集中して取り組みました。

ジェンガを積み上げる3段階の課題にグループで取り組みました。みんな意欲満々です。

8 ジェンガを積み上げる3段階の課題にグループで取り組みました。みんな意欲満々です。

子どもたちの感想

・プログラミングは学校や家であまりやったことがないので、今日ロボットを動かせたのは良い経験になりました。近い将来に生かしてもらいたいなと思いました。

・ロボットがたくさんの動きをして、点を使って操作できることを知りました。僕の夢は医者なので、医療用のロボットを開発し、人々を助けたいです。

・とても楽しかった。ロボットをプログラム操作して、こういうふうにできるとわかって良かった。

・プログラミングのジェンガ積みでは、わずかな誤差で失敗することがたくさんあったけど、諦めずに最後までやり遂げて、最後は1位になれて良かったです。

2日目(7月15日、土曜日)

・時間:午前9時00分~11時30分

・場所:ものつくり大学A3010教室

・内容:講義「チェンジ・フォ・ザ・ブルー」

・講師:吉田兼弘先生(NPO法人行田市民’sネット)、金谷先生

講義「チェンジ・フォ・ザ・ブルー」~ゲームで学ぶ海のごみや汚れ問題~

世界的な課題である海の汚れ問題は、私たちにとって大切な課題であることが分かりました。

1 世界的な課題である海の汚れ問題は、私たちにとって大切な課題であることが分かりました。

2 カードゲームをとおして、身近な環境問題について考えました。

2 カードゲームをとおして、身近な環境問題について考えました。

海の汚れ問題を減らすために、選んだカードから「意識」「技術」「便利」「汚れ」のポイントを変えましたが、汚れはなかなか減りません。

3 海の汚れ問題を減らすために、選んだカードから「意識」「技術」「便利」「汚れ」のポイントを変えましたが、汚れはなかなか減りません。

4 カードに書かれた様々な取り組みが、ポイントをどのように増減させるのか考えました。

4 カードに書かれた様々な取り組みが、ポイントをどのように増減させるのか考えました。

子どもたちの感想

・ごみを減らす方法が色々分かりました・小さなことでもやっていこうと思いました。

・ゲームでゴミのことについて考えられたので、とても楽しかったです。

・プラスチックごみは、私たちの努力によって、良い方にも悪い方にもなるので、気を付けて扱いたいと思いました。

・今日だけではなくて、いつも環境のことを意識しながら生活したいです。また僕は、3R以外でも5Rを知っています。リサイクル・リフューズ・リデュース・リユース・リペアです。このことに気を付けて、自然破壊を防ぎたいです。

・海をきれいにするためにいろいろな取組をしようと思いました。環境をたくさん守りたいです。

3日目(7月29日、土曜日)

・時間:午前9時00分~11時30分

・場所:ものつくり大学A3010教室

・内容:講義1「昔話を聞こう」

              講義2「守ろう行田の自然」

・講師:1 忍の行田の「昔ばなし」語り部の会

                (代表:平井ユリ枝 先生)

              2 行田市民大学 今村 武蔵 先生

行田語り部の会の皆様  行田の昔話約80話の中から2話を披露してくれました。

講義1-1 行田語り部の会の皆様 行田の昔話約80話の中から2話を披露してくれました。

第1話は「春日さまと子供たち」気持ちのこもった語りでした。

講義1-2 第1話は「春日さまと子供たち」気持ちのこもった語りでした。

第2話は「古代蓮物語」琴の音色が響く弾き語りでした。

講義1-3 第2話は「古代蓮物語」琴の音色が響く弾き語りでした。

行田の自然の実情と生息する生き物について講義をしてくれました。

講義2-1 行田の自然の実情と生息する生き物について講義をしてくれました。

国や県の鳥、魚、チョウなどの新たな知識を熱心に聞いていました。

講義2-2 国や県の鳥、魚、チョウなどの新たな知識を熱心に聞いていました。

行田の木はイチョウだが、行田の鳥と魚は何だろうか?と宿題が出ました。

講義2-3 行田の木はイチョウだが、行田の鳥と魚は何だろうか?と宿題が出ました。

子どもたちの感想

・行田市だけで80以上の昔話があると知ったので、埼玉県ではどれだけあるのか気になりました。

・琴の音がすごくきれいだった。琴を生で聞けて良かった。

・行田市には自然が多いけれど、どんどん少なくなりかけているから、守っていきたい。

・自然についてもっと知りたくなったので、自分で調べてみたいと思った。

・行田市の生き物への関心が深まりました。

 

4日目(8月26日、土曜日)

・時間:午前9時00分~11時30分

・場所:ものつくり大学A3010教室

・内容:講義「守ろう行田の自然」

・講師:行田市民大学 今村 武蔵 先生

各グループで自然に関する具体的なテーマを決め、話し合いをしました。

1 各グループで自然に関する具体的なテーマを決め、話し合いをしました。

A班「環境にやさしい緑を守り、増やすには?」

2 A班「環境にやさしい緑を守り、増やすには?」

B・D班「行田の川を綺麗にして、これ以上魚を減らさないために」

3 B・D班「行田の川を綺麗にして、これ以上魚を減らさないために」

C班「環境にやさしい緑を守り、増やすには?」

4 C班「環境にやさしい緑を守り、増やすには?」

A・C班は、植樹活動を広げたり、緑を管理するボランティアを増やすなどの意見をまとめ発表しました。

5 A・C班は、植樹活動を広げたり、緑を管理するボランティアを増やすなどの意見をまとめ発表しました。

B・D班は、ゴミを減らす工夫、ガイドブックやポスターによる推進活動、ボランティアによるクリーン活動などの意見をまとめ、発表しました。

6 B・D班は、ゴミを減らす工夫、ガイドブックやポスターによる推進活動、ボランティアによるクリーン活動などの意見をまとめ、発表しました。

子どもたちの感想

・これからも自然を大切にしたいと思った。意識したいです。

・行田の自然のことがよく分かった。

・グループ内でたくさんの意見を出すこともでき、発表もできたので、とてもいい経験になりました。

・自分もボランティアに協力したい。

5日目(9月9日、土曜日)

・時間:午前9時00分~11時30分

・場所:ものつくり大学A3010教室

・内容:講義「イルミネーションをプログラムしよう」

・講師:ものつくり大学 永井 孝 先生

PCとマイクロビットをつなぎ、イルミネーションのプログラムを体験しました。

1 PCとマイクロビットをつなぎ、イルミネーションのプログラムを体験しました。

先生からの指示はモニターを通してわかりやすく伝えられました。

2 先生からの指示はモニターを通してわかりやすく伝えられました。

永井先生と学生2人の指導で、全員がオリジナルのプログラムを作りました。

3 永井先生と学生2人の指導で、全員がオリジナルのプログラムを作りました。

イルミネーションの図案や速さを自由にプログラムし、2時間の体験があっという間でした。

4 イルミネーションの図案や速さを自由にプログラムし、2時間の体験があっという間でした。

5日間のプログラムを修了し、子ども大学生一人一人に國分学長から修了証書が手渡されました。みんなよく頑張りました!

5 5日間のプログラムを修了し、子ども大学生一人一人に國分学長から修了証書が手渡されました。みんなよく頑張りました!

子ども大学学生代表の児童が、5日間の学習でお世話になった方々へ感謝の気持ちを述べてくれました。

6 子ども大学学生代表の児童が、5日間の学習でお世話になった方々へ感謝の気持ちを述べてくれました。

子どもたちの感想

・プログラミングで自分の好きなイルミネーションを光らすことができた。

・グループで大きいイルミネーションをプログラミングで1つ作ってみたいです。

・これが最後だと思うと悲しかったですが、やりきれたことがとてもうれしかったです。

・とても楽しかったです。来年も参加したいです。

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