令和元年度子ども大学ぎょうだ

更新日:2022年02月28日

埼玉県のマスコット「コバトン」の画像

「ものつくり大学」「NPO法人子育てネット行田」「NPO法人行田市民大学活動センター」「行田市教育委員会」で組織した「子ども大学ぎょうだ実行委員会」では、小学4~6年生を対象に、子どもの知的好奇心を刺激する学びの機会を提供することを目的とした「子ども大学ぎょうだ」を開校しています。大学教授から講義を受けたり、ものつくり大学の学生食堂でランチを楽しんだり、行田の野菜でピザを作ったり…。ここでしか体験できない内容が盛りだくさんとなっています。

子ども大学では、次の3分野を学習します。

  • 物事の原理や仕組みを追求する「はてな学
  • 地域を知り郷土愛を育てる「ふるさと学
  • 自分を見つめ人生や将来について考える「生き方学

また、市制施行70周年および子ども大学ぎょうだ10周年を記念して、本年度は「子ども大学ぎょうだオープンキャンパス」を開催しました。

学習プログラム

オープンキャンパス(6月2日、日曜日)

  • 時間:午前9時~午後3時
  • 場所:コミュニティセンターみずしろ、水城公園市民広場
  • 内容:「家族みんなで謎解きゲーム名探偵こぜにちゃん~フラべぇをさがせ!~」
ゲームが始まる前の子ども達の様子の写真

受付で説明を聞いて、謎解きゲームの開始です。謎を解き明かし、フラべぇを見つけ出そう!

謎解きゲームの資料を読む保護者達の写真

保護者は探偵助手となり、子どもたちを助けます。答えを教えてはいけません。

子ども達やマスコットキャラクターが集まっている写真

謎解きスタート!こぜにちゃんに加えて、生涯学習マスコットのマナビィもかけつけてくれました。

水城公園で謎解きをする子ども達の写真

水城公園内にも謎が!名探偵からは「う~ん。。難しいなぁ」「あっ!わかった!」などの声が上がります。

黒板を見て考える子ども達の写真

第2ステージへ。さらに謎のレベルは上がって、名探偵たちの頭はフル回転!

フラべぇと記念撮影をする家族の写真

ゴール!フラべぇとの感動の対面。写真のご家族はゴール一番乗りでした!

1日目(7月6日、土曜日)

ペットボトルロケットのイラストの画像
  • 時間:【第1部】午前8時45分~午後0時30分、【第2部】午後1時~1時40分 
  • 場所:ものつくり大学A3010教室
  • 内容:【第1部】角帽づくり、入学式、【はてな学】「ペットボトルロケットを作ろう!~ものつくり大学で宇宙への夢を学ぶ~」【第2部】学食でコミュニケーション(実費)
  • 講師:【はてな学】高橋正明先生(ものつくり大学総合機械学科教授)宇宙開発研究プロジェクトの大学生たち

講義の様子

角帽づくり
真剣に角帽づくりに取り組む子ども達の写真

受付を済ませて毎年恒例の角帽づくりが始まりました。NPO法人子育てネット行田の方々にご指導いただきました。

入学式
赤松学長があいさつをしている様子の写真

赤松学長のあいさつ。学長室に置いてあるさまざまな形の椅子を見せていただきながら、「なぜ?」「どうして?」と考えることの重要さを教えてくださいました。

代表の生徒が決意を述べている様子の写真

学生代表の泉小6年の大崎さん。3年連続で参加していて、これまでの「子ども大学ぎょうだ」で学んだ経験を生かして今年の決意を堂々と述べました。

第10期生の集合写真

入学式を終えて第10期生で集合写真を撮りました。今年は過去2番目の大人数となる46名の参加です。このメンバーで学びあい、楽しく充実した6日間を過ごしましょう。

【はてな学】講義:ペットボトルロケットを作ろう!~ものつくり大学で宇宙への夢を学ぶ~

講師:高橋正明先生(ものつくり大学)、宇宙開発研究プロジェクトの大学生たち

高橋先生が子ども達に話をしている様子の写真

高橋先生からはロケットが飛ぶしくみについて教わりました。その後、宇宙開発研究プロジェクトの大学生から、宇宙の神秘について学びました。

楽しそうにロケット作りをする子ども達の写真

自分たちが持ってきたペットボトルを組み合わせて、ロケットづくり開始。ボディをまっすぐにつなげて羽を均等につけないとうまく飛ばないので、慎重に作業を進めます。

ロケットを飛ばそうと頑張る女の子の写真

完成したペットボトルをもってグラウンドへ。大学生に教わりながら少量の水を入れたロケットに空気をたくさん送ります。「遠くまで飛べ!」

遠くまで飛んで行くロケットの写真

水と空気を勢いよくはき出して発射されたロケットは、最長58メートルを記録。その後、大学生たちが作成した火薬を使用するロケットの発射も見せてもらいました。

学生食堂体験

ご飯を食べる子ども達の写真

ものつくり大学の学生食堂を体験しました。唐揚げは1個が大きく、カレーは少し辛めの大人の味。良い経験になりました。グループのメンバーともさらに交流を深められました。

子どもたちの感想
  • 角帽を初めてかぶって、大学生になった気分で活動できた。
  • ダイヤモンドでできた星、お酒をまき散らす星など、宇宙の不思議な星が心に残った。
  • かっこよく自分でも納得できるロケットを作れてよかった。大学生が優しく教えてくれた。
  • 2回目に飛ばした58メートルは誰よりも一番遠くまで飛んでうれしかった。

2日目(7月24日、水曜日)

  • 時間:午前9時15分~正午
  • 場所:産業文化会館ホール、2階2AB会議室
  • 内容:【生き方学1】いろんなリズムで音楽世界旅行、【生き方学2】交通安全クイズ&MYリフレクター(反射板)作成教室
  • 講師:【生き方学1】小澤俊太郎先生(埼玉純真短期大学)、【生き方学2】久保田佐紀子先生(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)

【生き方学】講義1:いろんな世界で音楽世界旅行

講師:小澤俊太郎先生(埼玉純真短期大学)

講義をしている小澤先生の写真

講師の小澤先生がツアーコンダクターとなって、世界中の音楽を体感するために、行田空港を出発!

楽器を選んでいる子ども達の写真

それぞれがやりたい楽器に立候補し、その国の雰囲気に合ったリズムや音階を奏でます。

ステージの上で合奏している子ども達の写真

産文ホールの客席に向かって、みんなで息を合わせて合奏しました。日本~インドネシア~アイルランド~トルコなどを旅しました。

子ども達がストローの笛を作っている様子の写真

トルコの音楽を奏でるために、ストローを使った笛を作りました。上手く音を出すのが難しかったです。

【生き方学】講義2:交通安全クイズ&MYリフレクター(反射板)作成教室

講師:久保田佐紀子先生(あいおいニッセイ同和損害保険株式会社)

講義をしている久保田先生の写真

夏休みに入ると、交通安全のことが心配されます。クイズを通して交通標識の意味や交通ルールについて学びました。

子ども達が楽しそうに反射板を作る様子の写真

暗い道を移動するとき、反射板を身に着けていると120メートル離れていても見えるそうです。オリジナルの反射板を家族の分まで作りました。

子どもたちの感想
  • いろいろな国の触ったことのない楽器を演奏することができてよかった。
  • 日本とは違う音楽がたくさんあった。他の国の音楽も聴いてみたい。
  • ストロー笛がなかなか鳴らなかったけれど、最後には鳴ってよかった。
  • リフレクター(反射板)の大切さがわかった。生活の中で使いたい。

3日目(8月3日、土曜日)

  • 時間:午前9時15分~午後1時
  • 場所:VIVAぎょうだ調理室、学習室
  • 内容:【生き方学】行田の野菜をトッピング!~ドラム缶で焼くピザづくり~(調理実習)、学園祭の準備
  • 講師:加須げんきプラザ職員

【生き方学】実習:行田の野菜をトッピング!~ドラム缶で焼くピザづくり~

講師:加須げんきプラザ職員

講師の先生の話を真剣に聞く子ども達の写真

行田産の小麦粉で生地を作るところから始める本格的なピザづくりの開始です。講師の先生のお手本を真剣なまなざしで見て学んでいます。

ピザのトッピングをしている子ども達の写真

生地ができたら、行田産の新鮮な野菜を中心に、オリジナルのトッピングをしています。「おいしく焼けるかな~」

先生達がピザを焼き上げている様子の写真

ドラム缶を3台使って約50枚のピザを焼き上げます。薪を上下から燃やして3~4分ほどで焼けました。

美味しそうにピザを食べる子ども達の写真

自分で最初から最後まで作ったオリジナルの焼きたてピザの味は格別!頑張った分だけおいしさも倍増です!

学園祭のコーナー打ち合わせ

学園祭のアイデアを話し合う子ども達の写真

一人一人が考えてきた学園祭コーナーのアイデアを班でプレゼンし合い、4つのアイデアが決まりました。楽しいコーナーになりそうです!

子どもたちの感想
  • 初めて自分でピザを作って楽しかった。具材も自分で切ったのでおいしく感じた。
  • 行田の小麦粉や野菜でピザが作れたことに驚いた。
  • ドラム缶でピザを焼くのは初めて見たのでビックリした。
  • みんなと協力してできたのでうれしかった。家族にも作り方を教えてあげたい。

4日目(8月24日、土曜日)

  • 時間:午前9時15分~11時30分
  • 場所:産業文化会館2階2AB会議室
  • 内容:学園祭の準備「浮き城のまち行田こどもまつり」に参加するための準備です。作って遊べるコーナーを準備しよう。

学園祭の準備

10月13日(日曜日)に開催する「第30回浮き城のまち行田こどもまつり」では、子ども大学10期生が自分たちで考えた以下4つのコーナーを運営します。

  1. 「作って遊ぼうスライムコーナー」
  2. 「一番をめざせ!丸型紙飛行機」
  3. 「キャタピラ競争」
  4. 「自分のオリジナルキャップヨーヨーを作ろう!!」
子ども達がスライムを楽しそうに作る様子の写真

洗顔フォームを入れた「ふわふわスライム」を試作中。子どもたちにも上手に教えられるかな。

子ども達が紙飛行機のルールについて話し合う様子の写真

丸型紙飛行機のルールを検討。原案をもとにアイデアを出し合います。

子ども達が大きな段ボールを組み立てている写真

段ボールを使った「キャタピラ」を製作。当日は中に入って速さを競います。

楽しそうにヨーヨー作りをしている子ども達の写真

ペットボトルキャップを再利用したヨーヨー作りに挑戦。中に入れる紙粘土の量のバランスが難しい!

5日目(9月21日、土曜日)

  • 時間:午前9時15分~11時40分
  • 場所:ものつくり大学建設棟2階B2080教室
  • 内容:【ふるさと学】行田は水の始発駅~水の旅の行く先は~、【はてな学】建設物を強くする方法を学ぼう!、修了式
  • 講師:【ふるさと学】今村武蔵先生(NPO法人行田市民大学活動センター理事長)、【はてな学】大垣賀津雄先生(ものつくり大学建設学科教授)

【ふるさと学】講義1:行田は水の始発駅~水の旅の旅の行く先は~

講師:今村武蔵先生(NPO法人行田市民大学活動センター理事長)

講義をしている今村先生の写真

行田市にある利根大堰から武蔵水路、見沼代用水などの水路を通った水を、多くの埼玉県民や東京都民が使っていることを学びました。

【はてな学】講義2:建設物を強くする方法を学ぼう!

講師:大垣賀津雄先生(ものつくり大学建設学科教授)

クイズに参加する子ども達の写真

建設物を強くする方法について、橋づくりの話を中心にクイズ形式で学びました。みなさん積極的に発言していましたね!

4人の大学生が骨組みをしている写真

単管パイプを使って、実際にものつくり大学の学生たちが目の前で頑丈な骨組みを完成させました。すじかいを入れるのがポイントです。

修了式

学長から修了証書をもらう女の子の写真

46名の子ども大学生一人一人に、学長から修了証書が手渡されました。皆さん5日間の講義をよく頑張りました!

代表生徒の男の子が感謝の気持ちを述べている写真

第10期子ども大学生を代表して、太田西小6年藤井太一さんが、感謝の言葉を堂々と述べました。

子どもたちの感想
  • 川から取り入れた水が、どうやって武蔵水路や見沼代用水に届いているか学べてよかった。
  • 私の家のすぐ近くの利根川の水がたくさんのところへ流れていると知ってびっくりした。
  • 橋を強くするために、三角形を組み合わせる「トラス」にすると丈夫になることがわかった。
  • ものつくり大学が橋のコンテストで2部門優勝していて驚いた。

6日目(10月13日、日曜日)

  • 時間:午前9時30分~午後3時
  • 場所:水城公園市民広場
  • 内容:学園祭「みんなで協力して学園祭を成功させよう!」

 (注意)台風の影響により中止

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