平成26年度子ども大学ぎょうだ

子ども大学とは、小学4年生から6年生までのいろいろな学校や学年の子どもたちが、本物の大学のキャンパスで学ぶ子どもたちのための大学です。市では、ものつくり大学、NPO法人子育てネット行田、行田市民大学と連携して、子どもの知的好奇心を刺激する学びの機会を提供することを目的とした「子ども大学ぎょうだ」を開校します。
子ども大学では、物事の原理や仕組みを追求する「はてな学」、地域を知り郷土愛を育てる「ふるさと学」、自分を見つめ人生や将来について考える「生き方学」の3分野について学びます。大学教授や学芸員などのスペシャリストが講師を務め、体験学習などを取り入れた楽しく学ぶことができるプログラムが予定されています。
学習プログラム
日時 | 内容 | 場所 |
---|---|---|
7月12日土曜日 午前8時45分~午前11時45分 |
【入学式】 式の前に角帽づくりをします。 【はてな学】「世界の建物を知ろう」 世界には、どんな建物があるのかな?いろいろな建物の秘密について学びます。 【はてな学】「光ディスクについて知ろう」 ディスクの中身って何があるのだろう?身近なCD、DVDから仕組みについて学びます。 |
ものつくり大学 |
7月26日土曜日 午前9時15分~正午 |
【生き方学】「和菓子をつくろう」 昔ながらの和菓子づくりに挑戦日!!本に古くから伝わる食文化にふれ、実際に和菓子をつくってみよう。どんなお菓子ができるのかな? |
VIVAぎょうだ |
8月2日土曜日 午前9時15分~午前11時45分 |
【ふるさと学】「大昔の人のくらし探検」 古墳時代を中心に、行田の大昔の人のくらしや”はにわ”について学びます。 |
郷土博物館 |
8月30日土曜日 午前9時15分~午前11時45分 |
【学園祭の準備】 子どもたちが作って遊べるコーナーをみんなで準備しよう! |
産業文化会館 |
9月27日土曜日 午前9時15分~午前11時45分 |
【ふるさと学】「行田の川と自然」 行田市には、どんな川や自然があるのかな?ふるさと行田にあるたくさんの場所からふるさとのよさを学びます。 【はてな学】「次世代の楽器!電子楽器について学ぼう」 新世代にむけた楽器を学ぼう!進化した楽器にふれて、新しい音楽の世界を考えてみよう。 【修了式】 |
ものつくり大学 |
10月19日日曜日 午前9時30分~午後3時 |
学園祭(注意)「浮き城のまち行田こどもまつり」で学園祭を行います。 |
水城公園市民広場 |
1日目(7月12日)
角帽づくり

入学式を前に自分で角帽をつくりました

NPO法人子育てネット行田の皆さんが角帽づくりのお手伝い
入学式

稲永忍学長(ものつくり大学学長)からのあいさつ

学生代表として小杉飛翔さんが決意や目標を発表

角帽をかぶって皆で記念撮影「パシャ!」
はてな学「世界の建物を知ろう」
講師はものつくり大学の林英昭先生。世界のさまざまな建物について、スクリーンをとカードを合わせながらクイズ形式で楽しく学習しました。また、映像を見ながら建物の特徴や工夫されたところなどを詳しく勉強しました。






子どもたちの感想
- 「古代から残る変わった建物があるんだね。」
- 「日本の法隆寺は最古の木造建築なんだ。」
- 「石でできた建物もあるなんてすごいな。」
はてな学「光ディスクについて知ろう」
講師はものつくり大学の佐久田茂先生。機械や実物を見ながらディスクから音や映像が出る仕組みを体感しました。先生からの質問に対して班で答えを考え、発表しました。






子どもたちの感想
- 「光ディスクには小さな無数の穴が開いてることが分かったよ。」
- 「音と機械の反応が一緒で楽しかったな。」
- 「お店で売っているのは、たくさんコピーして作ったんだね。」
2日目(7月26日)
生き方学「和菓子をつくろう」
講師は菓子店店主の高橋隆先生。小豆があんこになるまでを昔ながらのつくり方で体験しました。手づくりのあんこで包んだおはぎのほか、きな粉やゴマをまぶしたおはぎなどを完成させました。






子どもたちの感想
- 「あんこからいろいろな和菓子がつくれるんだね。」
- 「あったかいできたてのあんこはおいしいな。」
- 「あんこが完成するまでたくさんの手間と時間が必要なんだね。」
- 「高橋先生は、すごい技をもっているな。」
3日目(8月2日)
ふるさと学「大昔の人のくらし探検」
講師は行田市郷土博物館学芸員の浅見貴子先生。古墳時代の行田の様子や埴輪の特徴などを学習しました。博物館に展示してある埴輪や発掘状況の写真などを実際に見学しました。また、造られた当時の埴輪をイメージしながら塗り絵にも挑戦しました。






子どもたちの感想
- 「行田には重要文化財になるような大昔のものが眠っていたんだね。」
- 「実物を実際に見ると昔の人たちの気持ちが伝わってきました。」
- 「色や形を想像して埴輪の絵を完成させるのは楽しいな。」
- 「歴史の深い行田が好きになりました。」
4日目(8月30日)
学園祭準備
10月19日の「浮き城のまち行田こどもまつり」に合わせて開催する学園祭で、子どもたちは4つのお店を運営します。子どもたちから出たお店のアイディアは、1.かんたん、オリジナルマーク作り2.がんばれ!ぴょんぴょん動物3.にがすな!!もぐらたたき4.はらはらドキドキあきかんタワーの以上4つ。それぞれの班に分かれてものくりコーナーと遊びコーナーの準備を進め、『おもてなしの心』で接客練習も行いました。






子どもたちの感想
- 「みんなに楽しんでもらいたいな。」
- 「準備には、思ったよりも手間がかかるな。」
- 「接客は心をこめてみんなで協力してやろうね。」
- 「前半と後半で別れて接客練習をしよう。」
5日目(9月27日)
ふるさと学「行田の川と自然」
講師は、川の国アドバイザーの茂木幸蔵先生。行田にある川や沼の水、砂糖をいれた水など、実際の水の汚れを試験薬を使って調べました。ふるさと行田にたくさんの生きものがいること、生きものの世界に大切な水が関係していることを学びました。






子どもたちの感想
- 「試験薬を使うと色の違いで水の汚れがよく分かるね。」
- 「行田の川をきれいにしていくと生き物も増えていくね。」
- 「生き物にとって水は大切なんだね。」
はてな学「次世代の楽器・電子楽器」
講師は、ものつくり大学の三井実先生。音がどのように伝わって耳に入ってくるかを学びました。たくさんの電子楽器に触れて進化した音がたくさんあることを体験しました。見て、聞いて、体感して新世代の楽器の世界を味わいました。






子どもたちの感想
- 「自分の声の聞こえ方が違うのは理由があるんだね。」
- 「たて波、横波いろいろな音の伝わり方を知りました。」
- 「電子楽器って楽しいな。」
- 「入力→出力のしくみでいろいろなことがおきているんだね」
修了式
全6回の学習プログラムと学園祭準備を終えての修了式。子ども大学学長の稲永忍ものつくり大学学長から学生一人ずつ修了証が手渡されました。やり遂げた達成感で、みんな笑顔で修了証を受け取りました。最後は、北小学校6年田島ともみさんが学生代表のことばとしてこれまでの感想や子ども大学で学んだ思い出などを述べました。

一人ずつに修了証書が授与されました

稲永学長からの問いかけに答える学生たち

学生代表のことばを述べた田島ともみさん
子どもたちの感想
- 「次の子どもまつりは、がんばろう。」
- 「大きくなったらものつくり大学に行きたいな。」
- 「たくさんの人が支えてくれていたことに感謝します。」
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更新日:2022年02月28日