ぎょうだ郷土かるたの遊び方
競技をはじめる前に
「ぎょうだ郷土かるた」は、楽しく遊びながら歴史のある行田を正しく学び、郷土愛を育てていきたいという願いを込めて作られました。このかるたで遊ぶときは勝敗にこだわらず、描かれたものの意義を理解しながら、礼儀正しく仲良く遊びましょう。
競技の仕方
- 団体競技(3人が1組となり、2つのチームで行います)
- 個人競技(1人対1人で行います)
競技に用いる札
読み札、取り札とも46札
競技に必要な係
- 進行係:競技を進める係ですが、人数が少ない場合は「読み手」が兼ねることができます。
- 読み手:読み札を読む係
- 審判員:各試合に1名または2名で、競技を公平に審判します。
競技の準備
- 団体競技の並び方:3人ずつ向かい合って1列に並びます。この陣の幅は1.5メートル以内とします。
- 持ち札:進行係の合図で真ん中の人がジャンケンをし、勝った人がよく切って、23枚ずつ分けて前に置きます。ジャンケンに負けた人が先にどちらかを取り、勝った人は後から取ります。
- 札の並べ方:取った札は自陣の前に、団体競技の場合は2段(中央線から自陣に向かって12枚、11枚)、個人競技の場合は3段(中央線から自陣に向かって8枚、8枚、7枚)に並べます。
- 記憶時間:かるたを並べ始めてから5分間で取り札を記憶します。
競技
- 読み手が「から札」を2回読みます。から札は「日本一足袋の行田の名は高し」の札を用います。これが予告になり、3回目に読む札から取り始めます。(各札2回ずつ読みます)
- 競技中は勝手に取り札の位置を変えてはいけません。
- 取り札が最後の2枚になったら、どちらの陣に札が残っていても、札の方向を変えずに中央線に沿って横に30センチメートル離して並べ、各組の代表1名ずつでこの札を争い、1枚を取った人が残りの1枚も取ります。
採点
得点の計算は、1枚1点とします。ただし、団体競技の場合は次のような「やく札」があります。
【ふるさと札】「う」「け」「ほ」の3枚で10点
【シンボル札】「く」「す」「せ」の3枚で10点
やく札はそろわなければ、1点として計算します。団体競技、個人競技とも同点の場合は、から札「に」のある方を勝ちとします。
競技上の注意
- 札を取るときは、両手を使ったり、腕ずくで札を引っぱり合ったりしてはいけません。また、札が読まれるまでは、手はひざの上に置き、体が札の上にかぶらないようにし、ひざやひじ、顔などが待機線から出てはいけません。
- お手つき:読まれた札でない札に手を触れたら「お手つき」として、取った札の中から1枚を相手に渡します。団体戦の場合、チーム内で複数の人が同時に「お手つき」をしても、相手に渡す札は1枚です。
- あいこ:両方の手が重なったら、下の手が取ります。同時のときには、札がある陣内のチームまたは人にゆずります。ただし、その札が「やく札」のときは、審判が預かります。
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更新日:2022年02月28日