忍川の河川整備について、国土交通省へ2回目の要望を行いました

更新日:2022年01月20日

 令和3年3月2日(火曜日)、忍川の河川整備の早期実現を図るため、行田市役所203会議室において、石井市長及び梁瀬市議会議長により「忍川の流域治水対策に関する要望」を行いました。

 前回(令和2年11月20日)に続き2回目となった今回の要望は、新型コロナウイルスの感染拡大を予防するため、市役所と国土交通省本省をインターネット回線で結んだ「オンライン面会方式」により実施しました。

 国土交通省からは、岩井副大臣及び井上水管理・国土保全局長が出席し、和やかな雰囲気の中にも力強く、市の要望を伝えることができ、国からは「自ら対策を講じる自治体により積極的に支援を行う」旨の発言がありました。

要望主旨

 本市を貫流する忍川は、利根川水系河川として熊谷市に源を発し、鴻巣市内において元荒川に合流する延長11.52キロメートル、流域面積23.74平方キロメートルの一級河川であり、長きに亘り市民に親しまれています。

 しかし、令和元年東日本台風の際には、記録的な豪雨により溢水・越水が生じ、床上55戸・床下194戸の家屋浸水や185台に及ぶ車輌の水没など、市内各所に甚大な被害が発生しました。

 また、浸水範囲の拡大により、開設した避難所が閉鎖を余儀なくされ、本来安全であるべき場所が危険に晒される事態となり、地元自治会から水害対策を求める要望書が提出されております。

 こうした事態を受け、忍川の管理者である埼玉県には、河川内の浚渫や樹木伐採等にいち早く取り組んでいただいており、本市においても、浸水被害の軽減を図るべく、「田んぼダム」の取組に着手したところです。

 しかしながら、近年の豪雨の頻発化、激甚化等の傾向に鑑みると、抜本的な河川整備が急務であります。

 市としても、流域治水対策の一環として、小学校での校庭貯留や住宅等の新規開発の抑制などを実施していく所存です。

 つきましては、河川整備をはじめとする忍川の流域治水対策に対し、特段の御配慮を賜りたく、8万市民の命を預かる地元自治体として、強く要望します。

要望事項

  1. 河道拡幅及び調節池の整備をはじめ、一級河川忍川の各種流域治水対策が一日も早く実現するよう、忍川の「浸水対策重点地域緊急事業」の新規採択についてお願いしたい。

 令和3年3月2日

国土交通大臣 赤羽一嘉様

埼玉県行田市長石井直彦

埼玉県行田市議会議長梁瀬里司

要望書提出の様子

オンライン面会による要望活動の開始

石井市長と梁瀬議長隣り合って席につき、テーブルに設置されたパソコン画面を一緒に見ている写真

パソコン画面を通して岩井副大臣に要望内容を伝える石井市長及び梁瀬議長

要望書を見ながらパソコン画面を通して岩井副大臣に要望内容を伝える石井市長と梁瀬議長を横から撮影した写真
パソコン画面をのぞき込んでいる石井市長とテーブルの上の資料を見ている梁瀬議長の写真

井上水管理・国土保全局長とやりとりを行う石井市長及び梁瀬議長

ペンを持ってパソコン画面を見ている石井市長と梁瀬議長を梁瀬議長の背後から撮影した写真

今後の取組みについて

 市では、同様の被害が二度と生じることのないよう、忍川の流域治水対策の一日も早い実現に向けて、河川管理者である埼玉県や関係機関と連携し、事業が円滑かつ着実に進むよう、最善を尽くしてまいります。

 市民の皆さまの御理解と御協力をお願いいたします。

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