3歳児健康診査で屈折検査機器を使った目の検査を実施します

更新日:2023年04月21日

子どもの目の機能は3歳頃までに急速に発達し、6歳~8歳頃までに大人とほぼ同じくらいになると言われています。目の発達に重要な時期に斜視や屈折異常(遠視・近視・乱視)等により目のピントが合っていないと、目の機能の発達が遅れ、より良い視力が得られません。子どもは見えにくさを自覚していないことが多く、家族も気づきにくいため、検査によって異常を早期に発見し、適切な治療につなげることが重要です。

行田市では、令和5年度より、斜視や屈折異常等の早期発見のため、3歳児健康診査でスポットビジョンスクリーナー(屈折検査機器)を使った目の検査を実施します。

スポットビジョンスクリーナー(屈折検査機器)について

スポットビジョンスクリーナーはカメラのような形状の検査機器です。目の屈折や眼位を測定することで、お子さんの近視・遠視・乱視などの屈折異常や屈折の左右差、瞳孔不同、斜視などの異常を発見します。

検査方法

お子さんが1メートル離れた所から機器を数秒間注視することで、簡単に測定ができます。

検査結果は保護者の方にその場でお伝えします。

自宅で視力検査を実施しましょう

屈折検査では、視力そのものを測定することはできません。ご自宅で行っていただく視力検査と併用することで、より正確な検査結果を得ることができます。お子さんの視力の異常を見逃さないために、事前に案内通知と一緒にお送りしている「お子さんの目に関するアンケート」による視力検査を実施してください。

検査結果について

お子さんや家族が見え方に問題がないように感じていても、弱視や斜視などの異常が見つかることがあります。屈折検査で異常を指摘された場合は、必ず眼科医療機関を受診し精密検査を受けましょう。

また、屈折検査の結果に異常がなくても、ご自宅で行った視力検査結果やアンケートの内容から目の見え方に心配のある場合には精密検査の受診をお勧めしています。

早期に治療を開始することで、子どもの弱視のほとんどが改善すると言われています。精密検査を案内されたら早めに眼科医療機関を受診しましょう。

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