地球温暖化

更新日:2023年09月06日

温暖化について

地球温暖化は、今の私たちが加害者で未来の私たちが被害者になる環境問題です。未来の私たちのために、今の私たちがライフスタイルを見直し、行動することが求められています。

地球の表面は、太陽光により暖められ、熱エネルギー(赤外線)が宇宙に出ていくことによって冷やされています。地球を覆っている二酸化炭素などの温室効果ガスは、このとき放出される赤外線の一部を吸収し、地球の平均気温を約15℃に保っています。しかし、19世紀以降、石炭や石油などの化学燃料が大量に消費されるようになったため、大気中の二酸化炭素などが増加し、熱エネルギーが宇宙に出にくくなり、平均気温が上昇しています。この現象が地球温暖化です。

18世紀以前の大気中の二酸化炭素の濃度は、0.028%程度でしたが、現在は0.037%程度まで増加し、平均気温も過去100年間で0.6℃上昇しています。このままでは、21世紀末には二酸化炭素濃度は、0.054%~0.097%に上昇し、平均気温も1.4℃~5.8℃上昇すると推定されます。

産業活動などに伴って発生する主な温室効果ガスは、二酸化炭素の他、メタン、一酸化炭素、ハイドロフルオロカーボン類、パーフルオロカーボン類、六フッ化硫黄などがありますが、国内で排出される温室効果ガスの約94%は二酸化炭素です。

地球温暖化の主な影響としては、異常高温や豪雨・干ばつ、台風の大型化などの異常気象の発生や海面の上昇など、更には気温や降雨の変化により、適用できない動植物の絶滅などの生態系の変化が予想されます。食糧生産や海産資源にも影響し、マラリアなどの伝染病の流行する地域も拡大する恐れがあります。

行田市の取り組み

行田市では、地球温暖化問題に対し、行田市役所地球温暖化対策実行計画を平成14年3月に策定、環境や社会情勢の変化に伴い改定を重ね、令和5年3月に第5次行田市役所地球温暖化対策実行計画を策定し、地球温暖化対策に取り組んでいます。
この計画では、市の事務・事業に関し、「政府実行計画(令和3年10月22日閣議決定)」及び「GX実現に向けた基本方針(令和4年12月22日GX実行会議決定)」を踏まえ、1.太陽光発電設備を設置するための改修事業、2.ZEB基準相当に適合させるための改修事業、3.省エネルギー基準に適合させるための改修事業、4.LED照明の導入のための改修事業を中心に、「ゼロカーボンシティ」で宣言した、省エネルギーの推進、創エネルギーの普及促進、ゼロカーボン・ドライブの普及、自然環境の保全に取り組み、温室効果ガス排出量を削減し、地球温暖化対策の推進を図ることを目的としています。

なお、本計画は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」第21条に規定される「地方公共団体実行計画」として位置づけられます。

家庭での取り組み

地球の温暖化、ゴミ問題、川や海の汚れ、大気汚染などの問題が大きくなってきていますが、現代の環境問題の特徴は、私たち一人ひとりの生活が原因で起こっているものがほとんどだということです。したがって、これらの環境問題を解決するためには、私たち一人ひとりの取り組みが重要です。特に温暖化対策については、市民の皆様におかれましても自分なりにできることから取り組んで頂くことをお願いいたします。

市民の方が取り組める対策を下記に載せましたので、皆さん参考にして実践してみましょう。

埼玉県地球温暖化対策推進条例にかかる地球温暖化対策計画・実施状況報告

埼玉県地球温暖化対策推進条例第12条の規定にもとづき、地球温暖化対策計画・実施状況報告について、下記のとおり提出しましたので、公表します。

市長部局

この記事に関するお問い合わせ先

環境課
〒361-0031 埼玉県行田市緑町13-12
電話番号:048-556-9530
ファクス:048-553-0792
メールフォームによるお問い合わせ