NTT東日本と「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」における実証実験を実施しました

更新日:2023年11月06日

令和5年度「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」における実証実験

市では公民連携事業の一環として、令和3年度から東日本電信電話株式会社(以下「NTT東日本」という。)と連携し、総務省事業の「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」における実証実験を実施しています。

令和5年度は、外国人とのコミュニケーションを行う際の自動同時通訳システム(以下「システム」という)について、社会実装に向けた検証よりリアルな環境での検証と、追加された新機能(短文化機能)の実証実験を実施しました。

市では、本実証実験のフィールドを提供するとともに、危機管理課の職員による防災分野の講演を実施し、システムの操作性や翻訳精度についての実証実験に参加しました。

防災分野の講演における実証実験

●日時:令和5年10月19日

●会場:行田市商工センター

市職員が外国人モニターに対して、防災分野の講演を実施しました。システムを活用した講演は、外国人モニターにしっかりと内容が伝わっている様子でした。

NTT実験2

外国人の方に対して、防災分野の講演を実施。

NTT実験1

危機管理課職員の話す内容が、即時翻訳され、パソコンやスマートフォンに英語等で表示されます。

令和4年度「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」における実証実験

窓口・防災・保育分野における実証実験

●日時:令和4年10月26日

●会場:行田市商工センター

市職員が外国人モニターに対して、保育所への入所相談、住民異動の届け出、軽自動車税の納付手続きに対応する場面や防災に関する住民説明会の場面を想定してロールプレイを実施。システムに新たに搭載された機能を活用しながら、円滑にコミュニケーションが図られているようでした。

保育所への入所相談を想定

保育所への入所について相談している場面を想定。行政用語を使用する他、複雑な入所条件を説明するなど様々なパターンを試しながら、システムを介して意思の疎通が行うことができているか確認しました。

外国人モニターが話した内容がシステムに表示されている様子

外国人が発言した内容を即時翻訳し、手元のモニターに表示されます。

防災に関する住民説明会の場面を想定

外国人の方に対して、防災に関する説明会を実施する場面を想定。危機管理課職員が説明した内容が即時翻訳され、スクリーン上に英語とベトナム語が表示されていました。

スマートフォンにも表示可能

個人で所有しているスマートフォンでも表示可能です。様々な表示端末を使って実証実験が行われていました。

音声合成速度や合成音声の性別が与える影響検証

●日時:令和4年11月14日

●会場:行田市商工センター

合成音声の理想の在り方について、合成音声のスピードや合成音声の男女差で複数の異なるパターンの動画を市職員が視聴し、どの合成音声が理解しやすいか評価を行いました。

通訳する速度や通訳者の性別の違いによる聞きやすさを確認
NTT東日本のアンケートに答える様子

外国人の方が話している内容を同時通訳する動画を市職員が視聴。

通訳者の性別や通訳する速さ、タイミングによって、聞きやすさに違いが表れるかNTT東日本の職員がヒアリングを行い、市職員が評価しました。

令和3年度「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」における実証実験

令和3年度のNTT東日本との実証実験についてはこちらからご覧ください。

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