令和6年度行田市水防演習を実施しました
令和6年度行田市水防演習について
6月22日(土曜日)に令和6年度行田市水防演習を実施しました。
水防演習は、堤防の決壊や洪水に備えて「水防工法」の訓練を行うものです。
本年度は、市内の消防団員84名にご参加いただき、水防専門家や埼玉県行田県土整備事務所から指導を受けながら、水防工法の習得を図りました。
市では今後も、水害に備えた訓練等を実施してまいります。
演習の様子
水防演習では、実際の風水害の際に堤防が決壊したり、越水することを想定し、「水防工法」と呼ばれる手法で、被害を未然に防ぐための訓練を行います。
土のうづくりと積土のう
水害が発生した場合または発生する恐れがある場合に実施する水防工法です。
土のうを積むことで水をせき止め、被害を食い止めることができます。
100mあたり、2000~3000個の土のうが必要と言われています。
積土のう工法
杭拵え
杭拵え(くいごしらえ)は、土のうを積む際に土のうを固定するために使用する杭を作成するものです。
昔は写真のように鉞(まさかり)や斧を使っていましたが、現在ではチェーンソーなども使用されます。
杭拵え
竹尖げと五徳ぬい
竹尖げ(たけとげ)は、大型の鎌を使って竹の先端を尖らせる水防工法です。
竹の節をまたぐように斜めに切り取り、先端を尖らせた竹は、次の五徳ぬいで使用します。
五徳ぬいは、堤防に亀裂が走った場合などに、堤防に3本または4本の青竹を刺すことで、竹の弾力性を利用して亀裂の広がりを抑える水防工法です。
竹尖げ
五徳ぬい
月の輪
月の輪は、堤防の一部に穴が開くなど損傷した場合に、穴を直接土のうで塞ぐと圧力で堤防が決壊するおそれがあることから、損傷部分を土のうで囲みつつ、塩ビ管などを利用して水の圧力を逃がす工法です。
月の輪工法
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更新日:2024年06月24日