令和7年度行田市水防演習を実施しました

更新日:2025年07月03日

令和7年度行田市水防演習について

6月28日(土曜日)、利根川河川敷にて行田市水防演習を実施しました。

本年度は、市内の消防団員102名にご参加いただき、埼玉県行田県土整備事務所から指導を受けながら、堤防の決壊や洪水に備えて「水防工法」の訓練を行いました。

また、前日27日(金曜日)は一般社団関東地域づくり協会の「関東地方防災エキスパート制度」を活用し、埼玉県行田県土整備事務所及び市職員が水防工法の事前研修を行いました。

水防工法1

水防演習の様子

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事前研修の様子

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水防工法

台風や大雨により、堤防だけでは防ぎきれない洪水が発生した場合に、その時の様々な状況に合わせて、緊急的に対策を講じるための工法のことです。

土のうづくりと積土のう

土のうづくりと積土のうは、水害が発生した場合または発生する恐れがある場合に実施する水防工法です。

土のうを積むことで水をせき止め、被害を食い止めることができます。

100mあたり、2000~3000個の土のうが必要と言われています。

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積土のう工法

杭拵え

杭拵え(くいごしらえ)は、土のうを積む際に土のうを固定するために使用する杭を作成するものです。

昔は写真のように鉞(まさかり)や斧を使っていましたが、現在ではチェーンソーなども使用されます。

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杭拵え

竹尖げと五徳ぬい

竹尖げ(たけとげ)は、大型の鎌を使って竹の先端を尖らせる水防工法です。

竹の節をまたぐように斜めに切り取り、先端を尖らせた竹は、次の五徳ぬいで使用します。

五徳ぬいは、堤防に亀裂が走った場合などに、堤防に3本または4本の青竹を刺すことで、竹の弾力性を利用して亀裂の広がりを抑える水防工法です。

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竹尖げ

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五徳ぬい

月の輪

月の輪は、堤防の一部に穴が開くなど損傷した場合に、穴を直接土のうで塞ぐと圧力で堤防が決壊するおそれがあることから、損傷部分を土のうで囲みつつ、塩ビ管などを利用して水の圧力を逃がす工法です。

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月の輪工法

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