微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報

更新日:2022年01月20日

微小粒子状物質(PM2.5)とは

微小粒子状物質(PM2.5)とは、光化学大気汚染、自動車の排気ガス、バイオマス焼却、火山などのほか、国外から越境してくる黄砂等が原因と考えられている大気中に漂う直径2.5㎛(マイクロメートル)以下の小さな粒子のことです。

大気汚染の原因となるほか、直径が非常に小さい(髪の毛の1/30程度)ため、肺の奥まで入りやすく、ぜんそくや肺がんなど人への影響が懸念されており、国では人の健康の適切な保護を図るために維持されることが望ましい水準として、環境基準を設定しています。

中国では、微小粒子状物質(PM2.5)の測定値が、1日で1立方メートルあたり500マイクログラム程度になるなど深刻な問題になっており、環境省では、この問題に対応するため「微小粒子状物質(PM2.5)に関する専門家会合」を開催し、以下のとおり注意喚起のための暫定的な指針を決定しました。

県が暫定的な指針におけるレベル2(日平均値70㎍超/立方メートル)のおそれがあると判断した場合、市では防災無線により注意喚起の放送を行います。

なお、最新の情報をお知りになりたい方は、県のホームページをご覧ください。

注意喚起のための暫定的な指針

注意喚起のための暫定的な指針の詳細
レベル 暫定的な指針となる値
日平均値(1立方メートルあたりマイクログラム)
行動のめやす 注意喚起の判断に用いる値
午前中早めの時間帯での判断 1時間値の2番目に大きい値
(1立方メートルあたりマイクログラム)
注意喚起の判断に用いる値
午後からの活動に備えた判断 1時間値の最高値
(1立方メートルあたりマイクログラム)
2 70超 不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動を、できるだけ減らしてください。
換気や窓の開閉を必要最小限にしてください。
なお、小児、高齢者、呼吸器系や循環器系疾患のある方におきましては、体調に応じて、より慎重に行動してください。
85超 80超
1 70以下
(環境基準35以下)
特に行動を制約する必要はありません。
しかし、小児、高齢者、呼吸器系や循環器系疾患のある方におきましては、健康への影響がみられる可能性があるため、体調の変化に注意してください。
85以下 80以下

注意喚起の判断基準

  • 午前中早めの時間帯で判断をする場合
    一般測定局(県北部)における午前4時から午前7時までの平均値が1立方メートルあたり85マイクログラムを超過して場合、県が午前8時に判断をします。
  • 午後からの活動に備えた判断をする場合
    一般測定局(県北中部)における午前4時から正午までの平均値の最高値が1立方メートルあたり80マイクログラムを超過している場合、県が午後0時30分に判断をします。
  • 夕方からの活動に備えた判断をする場合
    気象条件を考慮しつつ、一般測定局(県北中部)における以下の基準1または基準2のどちらか一方が当てはまる場合、県が午後5時30分に判断をします。
【基準1】午後から急激に濃度が上昇するケースに対応した基準

次の1から4をすべて満たすこと。 

  1. 午後1時から午後4時の3時間における1時間ごとの測定値の平均が1立方メートルあたり70マイクログラム以上である。
  2. 午後2時から午後5時の3時間における1時間ごとの測定値の平均が1立方メートルあたり70マイクログラム以上である。
  3. 午前0時から午後4時の16時間における1時間ごとの測定値の平均が1立方メートルあたり50マイクログラム以上である。
  4. 午前0時から午後5時の17時間における1時間ごとの測定値の平均が1立方メートルあたり50マイクログラム以上である。
【基準2】1日中高濃度のケースに対応した基準

次の1と2を満たすこと。

  1. 午前0時から午後4時までの16時間における1時間ごとの測定値の平均が1立方メートルあたり65マイクログラム以上である。
  2. 午前0時から午後5時までの17時間における1時間ごとの測定値の平均が1立方メートルあたり65マイクログラム以上である。

県北部の一般測定局名

幸手局、久喜局、羽生局、宮代局、加須局、環境科学国際センター局、蓮田局、鴻巣局、東松山局、熊谷局、熊谷妻沼東局、行田局、寄居局、東秩父局、小川局、毛呂山局、本庄局、本庄児玉局、深谷局、秩父局、皆野局

県北中部の一般測定局名

鴻巣局、東松山局、熊谷局、熊谷妻沼東局、行田局

環境基準(平成21年9月9日環境省告示第33号)

環境基本法第16条第1項に基づく、人の健康の適切な保護を図るために維持されることが望ましい水準として、以下のとおり環境基準を定めています。

(環境基準は、行政上の目標数値であり、この数値を超えても、ただちに影響が生じるものではありません。)

1年平均値1立方メートルあたり15マイクログラム以下かつ1日平均値1立方メートルあたり35マイクログラム以下

県による大気環境情報メールの配信

大気環境情報メールの配信について

県では、PM2.5及び光化学スモッグ等の大気環境情報について、メール配信サービスを行っています。ぜひご登録をお願いします。

  • PM2.5については、日平均値が1立方メートルあたり70マイクログラムを超えると予測される場合に配信します。
  • 光化学スモッグについては、注意報等の発令、解除の際に配信します。

大気環境情報メールの登録方法

下記の登録ページから、手順に従い登録してください。

行田市周辺の測定結果について

県北中部の一般環境測定局、熊谷市内及び鴻巣市内における自動車排出ガス測定局の測定結果(1年平均値)をお知らせします。

熊谷一般環境測定局(熊谷市宮町地内)

年度別測定結果(熊谷一般環境測定局)
年度 1年平均値(1立方メートルあたりマイクログラム)
平成29年度 11.3
平成30年度 11.7
令和元年度 10.1

熊谷妻沼東一般環境測定局(熊谷市妻沼東地内)

年度別測定結果(熊谷妻沼東一般環境測定局)
年度 1年平均値(1立方メートルあたりマイクログラム)
平成29年度 14.2
平成30年度 13.9
令和元年度 11.4

行田一般環境測定局(行田市長野地内)

年度別測定結果(行田一般環境測定局)
年度 1年平均値(1立方メートルあたりマイクログラム)
平成29年度 14.6
平成30年度 12.8
令和元年度 11.2

鴻巣一般環境測定局(鴻巣市中央地内)

年度別測定結果(鴻巣一般環境測定局)
年度 1年平均値(1立方メートルあたりマイクログラム)
平成29年度 11.5
平成30年度 12.1
令和元年度 10.4

東松山一般環境測定局(東松山市五領町地内)

年度別測定結果(東松山一般環境測定局)
年度 1年平均値(1立方メートルあたりマイクログラム)
平成29年度 12.0
平成30年度 12.5
令和元年度 10.5

熊谷肥塚自動車排出ガス測定局(熊谷市肥塚地内)

年度別測定結果(熊谷肥塚自動車排出ガス測定局)
年度 1年平均値(1立方メートルあたりマイクログラム)
平成29年度 12.2
平成30年度 12.3
令和元年度 11.0

鴻巣天神自動車排出ガス測定局(鴻巣市天神地内)

年度別測定結果(鴻巣天神自動車排出ガス測定局)
年度 1年平均値(1立方メートルあたりマイクログラム)
平成29年度 12.1
平成30年度 12.6
令和元年度 10.9

県内の測定結果について

県では、県内の測定局でPM2.5を24時間測定しています。

測定結果は、次のリンクよりご覧ください。

その他の都道府県の測定結果について

各都道府県が行っている測定結果は、次のリンクからお進みください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課
〒361-0031 埼玉県行田市緑町13-12
電話番号:048-556-9530
ファクス:048-553-0792
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