段ボールコンポストの作り方

更新日:2022年01月20日

ご家庭で作れる段ボールコンポストで、ごみの減量化に取り組んでみませんか。

準備するもの

  • 本体用段ボール(縦30センチ、横45センチ、高さ30センチ程度)
  • 底敷用段ボール(縦30センチ、横45センチ程度)
    (注意)段ボールは強度を高めるため、二重のものが望ましい。
  • ピートモス(ホームセンターなどで販売しています) 15リットル
  • くん炭(ホームセンターなどで販売しています) 10リットル
  • 網目の台
  • クラフトテープ
  • (必要に応じて)虫よけカバー(Tシャツで代用できます)
  • 温度計
  • シャベル

作り方

1.段ボールを組み立て、容器を作ります

 虫の侵入を防ぐため、隙間や穴をガムテープで目張りします。また、補強のため底面を二重にします。

 夏場は虫が発生しやすいため、虫よけカバーで覆います。頭と袖の部分をふさいだTシャツをかぶせてもいいでしょう。

2.網目状の台に段ボールを置きます

風通しを良くするため、段ボールの下に網目の台を置きます。

3.段ボールに土壌改良材を入れます

ピートモスとくん炭を3対2の割合で、だいたい段ボールの6割くらいまで入れ、よくかき混ぜます。

注意点

置く場所

  • 雨にあたらない、風通しの良い場所に置いてください。
  • 可能であれば日当たりの良い場所が望ましいです。 

入れる物

  • 生ごみの水切りは必要ありません。 なるべく細かくしてから入れると分解が早くなります。 
  • 貝殻は分解しないので投入しないでください。 また、タマネギ、トウモロコシ、タケノコの皮など、乾燥したものは分解に時間がかかります。なお、塩分の多いものや草花もあまり分解されません。 
  • 廃油、魚のあら、炭水化物は微生物による分解が促進されます。

温度管理

  • 微生物が順調に分解していると、段ボールの中身が20℃から40℃程度まで上がります。
  • 寒い季節は微生物の働きを助けるため、日なたなど暖かい場所に置き、廃油や米ぬかなどカロリーの高いものを時々入れるなど工夫が必要です。

虫対策

 きちんとガムテープで目張りし、特に夏場は虫よけキャップをかぶせ、虫に卵を産ませないようにします。また、台所の生ごみを密封し、虫に卵を産ませないようにします。

においが気になるとき

 通気性が悪くなっていることがあります。スコップを縦に差し込み、しっかりと空気を送り込みます。

熟成期に入ったら

発酵が遅くなり生ごみが分解しなくなる(約3カ月後)と熟成期に入ります。熟成期に入ったら、以下の手順で堆肥をつくります。

手順

  1. 生ごみを入れるのをやめます。ただし1週間に1回程度、水分を1リットル程度補給して、かき混ぜることは忘れずに。
  2. 夏期で2週間から1ヶ月、冬期で1ヶ月から2ヶ月程度経つと、生ごみの形がなくなり、水分を加えても温度の上昇がなくなります。堆肥のできあがりです。

ポイント

  • 土になじませるため、1カ月から2カ月ほど地面に埋めてから使用すると良いでしょう。
  • 熟成期に入ったら、もう一つ段ボールコンポストをつくり、生ごみは新しい方に入れてください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課
〒361-0031 埼玉県行田市緑町13-12
電話番号:048-556-9530
ファクス:048-553-0792
メールフォームによるお問い合わせ