白山愛宕山古墳歴史の広場

更新日:2022年01月20日

白山愛宕山古墳歴史の広場

土が小高く盛られた、広場の隅にある小型の円墳(白山愛宕山古墳)とその横に設置されているソーラーパネルの写真

史跡概要

白山愛宕山古墳は埼玉古墳群に属する古墳のひとつです。

これまでに4回に渡る発掘調査が行われており、周溝の外径約39メートル、内径約26メートルの小型の円墳であることが判明しています。発掘調査では周溝内から円筒埴輪、朝顔形埴輪、人物・馬・鶏などの形象埴輪、土師器の坏・高坏・壺・鉢など、須恵器の甕・高坏などが多数出土しており、出土した須恵器の年代などから、5世紀末頃に築造された古墳であると思われます。

白山愛宕山古墳は稲荷山古墳などと共に埼玉古墳群の中では最初期に築造された古墳の一つであり、埼玉古墳群の始まりや、近接する稲荷山古墳との関係を考えるうえで重要な古墳です。

残念ながら古墳の大半は崩されておりますが、地元の方々や古墳を所有していた久伊豆神社の関係者の皆さまのご協力を得て、古墳の一部を「白山愛宕山古墳歴史の広場」として整備しております。

広場の様子

右側に茶色い外壁で2階建ての民家、中央にソーラーパネルと一台の自動車、左側に古墳が写っている写真

古墳の南東側約1/4の範囲で周溝を盛土保存しており、レンガの位置で当時の周溝位置を確認することができます。

所在地

行田市長野5989地内

公開

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