さきたま火祭り

更新日:2022年01月20日

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さきたま火祭りは、さきたま古墳公園のお膝元である埼玉(さきたま)地区の住民が主体となって運営している”火”をシンボルにした古代のロマン溢れるお祭りです。さきたま火祭りは、昭和55年に、後に国宝に指定される金錯銘鉄剣がさきたま古墳公園のさきたま資料館に保存されることが決まったことを記念して行われた「行田商工会議所古墳まつり商工祭」の催事のひとつとして始まりました。

さきたま火祭の由来

古事記によれば、天照大神の孫「ニニギノ命(ミコト)」が大山津見神の娘「コノハナサクヤ姫」と婚姻。ニニギノ命に一夜の交わりで身ごもったのを疑われたコノハナサクヤ姫が、疑いを晴らすため「神の御子であるならば、たとえ火の中でも無事に生まれるでしょう」と産屋に火を放ち、その中で海幸彦(ウミサチヒコ)・山幸彦(ヤマサチヒコ)を無事に出産したとあります。さきたま火祭りは、その故事に倣い、観る人を古代のロマンと神話の世界に誘うお祭りです。

  • 開催日5月4日(雨天決行)
  • 場所県立さきたま古墳公園
  • 交通当日のみシャトルバス(JR行田駅・北鴻巣駅~場所/古代蓮の里~場所)運行予定
  • 連絡先さきたま火祭り実行委員会事務局
    電話番号 048-559-0047(埼玉公民館内)

火おこし

延喜式神名帳にその名を残す古社「浅間神社(前玉神社)」で、古代の方法により火をおこします。この火が聖火となり、祭りで使用されます。

ニニギノ命とコノハナサクヤ姫

稲荷山古墳のお祭り広場にニニギノ命とコノハサクヤ姫が、古代の衣装に身を包んだ男たちに担がれた輦台に乗り、たいまつの炎に導かれて登場。

産屋に点火

ニニギノ命とコノハナサクヤ姫が、藁で作られた産屋に火を放ちます。

火は瞬く間に産屋全体を包み込み、紅蓮の炎が夜空を紅々と染め上げ、観る人を「神話の世界」へと誘います。

御神化降り

海幸彦と山幸彦の誕生を祝うように、稲荷山と丸墓山の頂から御神火の列が降ります。オワケの臣を先頭に300有余名の従者が持つたいまつの炎は、溶岩の流れのごとく一本の火の帯となって乱舞します。

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