高齢者を大切にする心を育てよう
わが国における平均寿命の大幅な伸びや少子化などを背景として、急速に進行する社会の高齢化に伴い、令和18(2036)年に33.3%で3人に1人が高齢者という超高齢社会が到来すると予測されています。
人間にとって個人差はあるものの「老い」は必ずおとずれます。加齢とともに身体的・精神的機能は低下し、慢性的な疾病や後遺症等の障害などを持つことになります。したがって、家族をはじめ、周囲の人々の手助けや介護が必要となってくる現実があります。
このような高齢者に対して、身体的・心理的虐待や介護放棄、さらに、高齢者に対する悪質な訪問販売や財産奪取などの犯罪を含む財産面での権利侵害などが懸念されています。
さらに、科学の発展、情報の多様化は、社会に急激な変化をもたらし、家族環境においても核家族化を進行させ、高齢者夫婦世帯やひとり暮らしの世帯も増えつづけています。その結果、死後何日も過ぎてから発見される孤独死も増えている状況にあります。
年齢などにより、一律に弱者とみるような誤った理解が、高齢者に対する偏見や差別を生じさせていますが、豊富な知恵や技術、経験を持つ高齢者から学ぶことは沢山あります。
豊かな気持ちで幸せになりたい、と願うことに年齢は関係ありません。
高齢社会に歩みを進める私たち自身の問題として、高齢者の人権を真剣に考えなければなりません。だれもが、いつまでも、生きがいを持ち、お互いの考え方や、生活習慣を理解し合いながら、住み慣れた地域で、安心して暮らせる社会を実現していきましょう。
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更新日:2024年09月26日