アイヌの人々に対する理解を深めよう

更新日:2024年09月26日

アイヌの人々が、憲法の下で平等を保障された国民として、その人権が擁護されなければならないのは当然のことです。

しかし、アイヌの人々に対する理解が十分でないため、就職や結婚などにおいて偏見や差別が依然として存在しています。

アイヌの人々は、固有の言語、伝統的な儀式、祭事や多くの口承文字(ユーカラ)などの独自の文化を持っていますが、近世以降のいわゆる同化政策などにより、今日では、十分な保存、伝承が図られているとは言い難い状況にあります。

特に、アイヌ語を理解し、アイヌの伝統などを担う人々の高齢化が進み、これらを次の世代に継承していく上での重要な基盤が失われつつあります。

このようなアイヌの人々の置かれている現状を踏まえ、平成9年5月に「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」(アイヌ新法)が制定され、アイヌの人々の誇りの源泉である伝統等について国民に対し知識の普及及び啓発を図るための施策が推進されています。

アイヌの人々に対する偏見や差別を解消し、アイヌの人々に対する理解と認識を深め、その文化を維持し、その尊厳を尊重することが大切です。

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