令和3年度子ども大学ぎょうだ

更新日:2022年02月28日

ぎょうだ 子ども大学のキャラクターのイラスト

「ものつくり大学」「NPO法人子育てネット行田」「NPO法人行田市民大学活動センター」「行田市教育委員会」で組織した「子ども大学ぎょうだ実行委員会」では、小学4~6年生を対象に、子どもの知的好奇心を刺激する学びの機会を提供することを目的とした「子ども大学ぎょうだ」を開校しています。大学教授から講義を受けたり、企業による出前講座を経験したり…。ここでしか体験できない内容が盛りだくさんとなっています。

子ども大学では、次の3分野を学習します。

  • 物事の原理や仕組みを追求する「はてな学
  • 地域を知り郷土愛を育てる「ふるさと学
  • 自分を見つめ人生や将来について考える「生き方学

学習のようす

(注意)今年度の子ども大学ぎょうだは全6日間の実施を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3日間の実施となりました。

学習プログラム

1日目(7月10日、土曜日)

  • 時間:午前9時~11時45分
  • 場所:ものつくり大学A3010教室
  • 内容:角帽作り、入学式、講義「どんなかたちがつよいかな?~ペーパーブリッジコンテスト~」
  • 講師:大垣賀津雄先生(ものつくり大学建設学科教授)、大垣先生の研究室の大学生たち

当日の様子

子どもたちが角帽子を作っている様子の写真

角帽作り

受付のあと、NPO法人子育てネット行田の方々に指導いただき、入学式で被る角帽作りをしました。みんな上手に作ることができました。

赤松学長へ抱負を述べる学生代表の長谷川さんの写真

入学式

学生代表の下忍小6年の長谷川さん。子ども大学ぎょうだに参加する抱負をものつくり大学の赤松学長へ元気よく述べてくれました。

ものつくり大学の赤松学長、齋藤教育長と一緒に撮った18名の児童の集合写真
ものつくり大学の赤松学長、齋藤教育長と一緒に撮った集合の写真

 入学式を終えて、ものつくり大学の赤松学長、齋藤教育長と一緒に集合写真を撮りました。36名の仲間で活動がスタートします。たくさんのことをみんなで学んでいきましょう。

【講義】どんなかたちがつよいかな?~ペーパーブリッジコンテスト~

講師:大垣賀津雄先生(ものつくり大学)、大垣先生の研究室の大学生たち

大垣先生から、建築物の強度を高める方法の説明を受けている様子の写真

レインボーブリッジの建設に携わった大垣先生から、建築物の強度を高める方法の説明を受けました。また、このあとペーパーブリッジを作製することになっていますが、上手に作るためのヒントも教えてくれました。

班ごとにみんなでアイデアを出しながら話し合っている様子の写真

A~F班で、一番強度のあるペーパーブリッジを作製するコンテストをすることになりました。班ごとに大垣先生の研究室の学生さんがサポートに入ってくださり、みんなでアイデアを出しながらどのように作製するか話し合っていました。

みんなで協力して真剣に作製している様子の写真

アイデアもまとまり作業を開始しました。初めて会った仲間が多い中、計画どおりに進める難しさを感じながらも、みんなで協力して真剣に作製していました。

完成したペーパーブリッジの強度を測っている様子の写真

完成したペーパーブリッジの強度を測っています。A~F班で競った結果、ペットボトル12本分の重さに耐えられるF班の作品がNo1でした。なお、大垣先生が作ったものは24本分の重さに耐えられたこともあり、みんな驚いていました。

子どもたちの感想

  • 角帽を作ったり楽しいクイズがあったり、実際に強い紙の橋を作ってみたりして楽しかったです。
  • 橋のことには興味がなかったけれど、橋のありがたみや強度について興味を持った。
  • 最初はメンバー全員と話せなかったけれど、橋を作っているときに心がひとつになり、協力できてうれしかったです。
  • 実際に作ると大変で強度のことやデザインのこととかを考えないといけないので、とても大変だったけど、みんなと協力して楽しかったです。

2日目(7月17日、土曜日)

  • 時間:午後1時15分~3時15分
  • 場所:産業文化会館2階2AB会議室
  • 内容:【講義】 報道のプロからニュース作りを学ぼう(テレ朝・出前講座)
  • 講師:テレビ朝日広報局お客様フロント部 上野敦史 先生

当日の様子

ニュース作りを学んでいる様子の写真

1.テレビ朝日の報道番組などでプロデューサーやディレクターをされていた上野先生からニュース作りを学びます。

対話をしながら自己紹介をしている写真

2.アイスブレイクとして、「これがテレビだ!」と思う絵を描いて、対話をしながら班内で自己紹介をしました。

自分の2021年前半の思い出を記事にしている写真

3.テレビ局の舞台裏やアナウンサーの原稿の仕組みを学んだ後、自分の2021年前半の思い出を記事にします。

ニュースキャスターとして発表している写真

4.各班の代表6名が、上野先生の合図で「ぎょうだ子どもニュース」と題してニュースキャスターとして発表しました。

子どもたちの感想

  • 記者のことについて知り、事件が起きたらすぐに伝えられる体制があることを知った。
  • ニュースを作っている映像を見たり、実際に自分ニュースを作ってみたりしてとても楽しかった。
  • 自分のニュースが作れてうれしかった。もっといろんなテレビ番組を見てみたいと思った。
  • テレビについていろいろな質問ができてとても貴重な体験になった。

3日目(11月14日、日曜日)

  • 時間:午前9時15分~11時30分
  • 場所:ものつくり大学A3010教室
  • 内容:【ふるさと学】「行田は水の始発駅~水の旅の行く先は~」、【はてな学】「『人にやさしい』文房具をデザインしよう」、修了式
  • 講師:【ふるさと学】今村武蔵先生(NPO法人行田市民大学活動センター理事長)、【はてな学】町田由徳先生(ものつくり大学総合機械学科准教授)

当日の様子

【ふるさと学】「行田は水の始発駅~水の旅の行く先は~」

講師:今村武蔵先生(NPO法人行田市民大学活動センター理事長)

今村武蔵先生が「行田は水の始発駅~水の旅の行く先は~」について話している様子の写真

水が利根大堰から出発し、武蔵水路、見沼代用水などの水路を通って、埼玉・東京・群馬の水不足を解消していることを知りました。

【はてな学】「『人にやさしい』文房具をデザインしよう」

 講師:町田由徳先生(ものつくり大学総合機械学科准教授)

ハンディキャップがある人など、誰でもペットボトルを開封できるわけではないことを確認している写真

1.身近なペットボトルも、ハンディキャップがある人など、すべての人が開封できるわけではないことを知り、ユニバーサルデザインの大切さについて学びました。

誰もが使いやすい文房具のデザインを考えて自由に発想している様子の子どもたちの写真

2.ユニバーサルデザインの考え方を大事にしながら、誰もが使いやすい文房具のデザインを考えました。用紙に絵や文章で表現したり、紙粘土で実際に形にするなど自由に発想しました。

修了式
角帽を被った生徒が赤松明学長から修了証書を受け取っている写真

1.子ども大学ぎょうだ赤松明学長(ものつくり大学学長)から修了証書が授与されました。

先生やスタッフへ感謝の言葉をしっかりと述べる秋元さんの写真

2.東小学校6年秋元さんが、子ども大学ぎょうだで学んだことを振り返るとともに、先生やスタッフへ感謝の言葉をしっかりと述べました。

子どもたちの感想

  • 利根大堰のすごさを知りました。わたしたちの近くにあるものが東京の水不足をなくすことができたことを知ってすごいと思いました。これからも水を大切にしていきたい。
  • 利根川にのぼる魚が毎年減ってきていることは初めて知った。
  • 世の中にはいろいろな人がいるので、どんな人でも使えるものを作る大変さを知った。
  • ユニバーサルデザインで不便な人を救いたいと思った。

過去の子ども大学

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