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更新日:2019年4月7日

 館蔵資料紹介

年間を通じて展示されている館蔵資料の一部をご紹介します。

 藩学進脩館横額(市指定有形文化財)

藩学進脩館横額

幕末に忍藩主を務めた奥平松平家は、元桑名藩主でした。忍藩の藩校として知られる進脩館は、はじめ桑名藩の藩校として創設されたものを、奥平松平家の国替えに伴い忍で再興したという歴史があります。進脩館という名は、平井直蔵が『易経』の一説から「進脩」の2字を選び名付けたといわれます。

当館所蔵の藩学進脩館横額は、桑名の進脩館に掲げられていたものを忍に持参し掲げたと伝わる資料です。大学頭林述斎の子息によって文字が記され、桑名藩領の永井村藤波六郎兵衛と七蔵によって仕立てられました。常設展示室「近世の行田」のコーナーに展示されています。

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 酒巻14号墳出土埴輪(国指定重要文化財)

酒巻14号墳出土埴輪酒巻14号墳は6世紀後半に築造された円墳で、市内の酒巻地区に展開する酒巻古墳群の中の一基です。多数の埴輪がほぼ原位置で出土しており、一括して国の重要文化財に指定されています。

高句麗の古墳壁画にもその姿が見られる「旗を立てた馬」や、渡来系の衣装を着た「筒袖の男子」など、出土した埴輪は全体として渡来文化の影響を強く受けている点が指摘されています。

「旗を立てた馬」は、馬の背に旗を立てるための馬具「蛇行状鉄器」の使用法を示す唯一の埴輪で、全国的にも珍しいものです。また、衣服の上から褌をしめて装飾品を多く身に着けた「力士の男子」の埴輪も、他の古墳から出土した力士埴輪とは異なる特徴がみられます。

酒巻14号墳出土埴輪は、常設展示室「古代の行田」のコーナーに展示されています。時期により一部資料の展示替えを行っているので、ぜひご注目ください。

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 行田の足袋製造用具及び製品(国登録有形民俗文化財)

足袋資料行田では江戸時代中頃から足袋作りが始まったと伝わり、明治・大正期には手工業から工場生産へと移行するとともに、まちの主要な産業となりました。市内には、当時使われていた「足袋蔵」が現在も多く残っています。

平成27年(2015年)3月2日、館蔵資料のうち4971点の足袋関連資料が「行田の足袋製造用具及び製品」として、国の登録有形民俗文化財に登録されました。日本の昔ながらの文化である足袋の作り方や、その移り変わりがわかる点などが評価され、埼玉県内では2例目の登録となりました。

登録された資料の一部は、常設展示室「足袋と行田」のコーナーに展示されています。原料となる布の裁断に使われた裁断機や、縫製箇所ごとに使い分けられる専用のミシン、専門の職人が使う木製の仕上げ道具など、資料を通じて行田の足袋作りを工程順に見ることができます。

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お問い合わせ

生涯学習部郷土博物館学芸担当

電話番号:048-554-5911

ファクス:048-553-4951

〒361-0052 埼玉県行田市本丸17-23