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更新日:2019年11月27日
行田市は豊かな河川にめぐまれ、自然堤防や台地の縁辺による微高地には古代から人々の暮らしが営まれました。展示室では、縄文時代から平安時代までさまざまな時代の集落から出土した土器や木製品、埴輪などを展示しています。市内に数多く存在する古墳群の一つ、酒巻古墳群の14号墳から出土した埴輪たちは国の重要文化財に指定されている資料です。旗を立てた馬形埴輪や渡来文化の影響を大きく受けた人物埴輪など特徴的な埴輪が並び、古墳時代の行田の繁栄を伝えてくれます。
埼玉古墳群を国の特別史跡にするよう答申されたことをうけ、関連する実物資料や解説パネルなどのミニ展示を開催しています。
特別史跡は、史跡の中でも学術上の価値が特に高く、日本文化の象徴となるものとされ、建造物などの有形文化財でいう「国宝」に相当します。
令和元年11月現在、特別史跡は全国で62件あり、今回の埼玉古墳群は63件目の指定となります。
古墳群としては、昭和27年(1952)指定の西都原(さいとばる)古墳群(宮崎県)、岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群(和歌山県)に続いて、67年ぶり3件目の指定です。
お問い合わせ
生涯学習部郷土博物館学芸担当
電話番号:048-554-5911
ファクス:048-553-4951
〒361-0052 埼玉県行田市本丸17-23