ここから本文です。
公開日:2011年10月7日
この建物は、忍貯金銀行の店舗として昭和9年6月28日に竣工しています。
彫りの深い近代復興式の鉄筋コンクリート造2階建ての本格的銀行建築で、冬に北西から強い風が吹く行田の気候・風土を反映して西側には出入口が無く、窓も東側に比べて極端に少ない造りになっています。外壁は当時流行のスクラッチタイル貼りで、本格的な歯飾りの軒蛇腹(のきじゃばら)、繊細な装飾、格子の入った縦長の窓、その上に付けられたレリーフの入った円形の羽目板などが特徴的です。
この建物は昭和19年に行田足袋元売販売株式会社へ売却され、戦後足袋会館として使われた後、昭和44年から武蔵野銀行行田支店になりました。
埼玉県内で数少ない戦前の鉄筋コンクリート造の本格的銀行建築として、貴重な建物と言えます。


お問い合わせ