ここから本文です。
公開日:2011年10月7日
十万石ふくさや行田本店店舗は、行田市街地のほぼ中心にあり、旧日光館林道(現在の国道125号)に面して所在しています。
現存する建物は旧山田清兵衛商店の店蔵で、初代清兵衛から数えて第11代当主となる伊三郎によって明治16年(1833)に建てられたことが棟札でわかります。初代清兵衛の名前は天保年間の絵図に「呉服屋清兵衛」と記されていることから、当時よりこの地で呉服商を営んでいたことが確認されています。
昭和44年(1969)の国道拡幅工事に伴い曳き屋(ひきや)され、これを機に株式会社十万石ふくさやの店舗として利用され、現在に至っています。
建物は、間口7.9m、奥行12.7m、土蔵造2階建で、街路に面する切妻棟の背面にT字形に棟が接続しています。屋根は切妻の桟瓦葺(さんがわらぶき)、外観は黒漆喰塗り、正面2階の壁に観音開扉を3カ所配置し、大振りの鬼瓦を棟に載せるなど重厚な意匠を凝らしており、街路の歴史的景観に寄与しています。

お問い合わせ