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公開日:2012年1月4日
板石塔婆は、板碑(いたび)とも呼ばれ、鎌倉時代以降盛んに造られました。秩父青石(ちちぶあおいし)といわれる緑泥片岩(りょくでいへんがん)等を使った石碑の一種で、一般的に死者の霊を供養するために造立されましたが、この板碑はあらかじめ生前に死後の冥福を祈って建立したもので、逆修板碑(ぎゃくしゅいたび)と言われます。
銘文から元享(げんこう)4年(1324)8月の彼岸の中日に造立されたもので、僧良弁が良き果報が得られ、併せてこの世の中の諸々のものが落ちこぼれのないご利益があるよう、生存中に仏に祈願して建てたものと考えられます。高さ166cmで、蓮座を残し、上部の種子(しゅじ)は欠損しています。種子は阿弥陀一尊で、中央に卍字(まんじ)と梵字(ぼんじ)で曼陀羅(まんだら)及び各種の真言が多数刻まれている珍しいものです。元は市内満願寺にあったものを史料館に移動しました。

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