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更新日:2015年11月2日

武蔵埼玉稲荷山古墳出土品

稲荷山古墳は、埼玉古墳群の中で最初に造られた古墳で、その時期は5世紀後半とされています。墳丘は、全長120m、高さ12mほどで、県内で3番目の規模を誇る前方後円墳です。

昭和43年に稲荷山古墳の後円部を発掘したところ、頂上から2基の埋葬施設が発見され、そこから金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)をはじめ、神獣鏡(しんじゅうきょう)、硬玉勾玉(こうぎょくまがたま)、金銅帯金具(こんどうおびかなぐ)、工具類、武器類等の副葬品が出土しました。これらの副葬品は、昭和58年に一括して国宝に指定されました。

「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」

鉄剣に記された115文字の内容は、「わたしの先祖は代々、杖刀人首(じょうとうじんのしゅ:武人の隊長)を務めてきた。わたしは獲加多支鹵大王(わかたけるおおきみ:雄略天皇)に仕え、天下を治めるのを補佐した。そこで辛亥(しんがい)の年(471)7月に、これまでの輝かしい功績を剣に刻んで記念とする。」となります。この銘文は、わが国の古代国家の成立を解く上で貴重な資料といえます。

「画文帯環状乳神獣鏡(がもんたいかんじょうにゅうしんじゅうきょう)」

中国の思想や世界観を表現したもので、鏡の裏面にはさまざまな文様があります。外区にある神や獣は天体の動きを象徴したもので、内区には伝説上の神や獣がめぐらされています。

「三環鈴(さんかんれい)」

馬具の一つで今でも軽やかな鈴の音を奏でます。その他の馬具では、轡(くつわ)、鞍金具(くらかなぐ)、鐙(あぶみ)、鈴杏葉(すずぎょうよう)等があります。

「竜文透彫帯金具(りゅうもんすかしぼりおびかなぐ)」

布のベルトに縫い付けて飾りにしたもので、今でいうバックルにあたる鉸具(かこ)、布ベルトの表面に付けた金属板に金銅をかぶせて竜の図像を透彫りにした銙板(かばん)、ベルトの先端金具である鉈尾(だび)の3種類に分けられます。

  • 読み                  むさしさきたまいなりやまこふんしゅつどひん
  • 区分                  国宝
  • 種別                  考古資料
  • 員数                  一括
  • 所在地               行田市埼玉4834   埼玉県立さきたま史跡の博物館
  • 時代                  古墳
  • 公開/非公開    公開 (常設展示)
  • 指定年月日        昭和58年6月6日

 

金錯銘鉄剣 

金錯銘鉄剣

竜文透彫帯金具

竜文透彫帯金具

画文帯環状乳神獣鏡三環鈴鈴杏葉

画文帯環状乳神獣鏡                        三環鈴                             鈴杏葉                                                                       

 

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