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公開日:2012年1月30日
この具足は、別名「御三代具足」とも呼ばれ、信長、秀吉、家康に伝わり、松平家の祖忠明(ただあきら)公の頃より伝来したものといわれています。
兜(かぶと)は鉄七枚張りで、小刻み座星(ざぼし)を打ち廻らした投頭巾形(なげずきんなり)を石地塗りとしたもので、眉庇(まびさし)は当世形で見上皺(みあげのしわ)と打眉を打ち出しています。錣(しころ)は鉄枚物日野根形五段を表は金箔押しが施され、赤糸毛引威(あかいとけびきおどし)としています。胴は碁石頭の鉄板物を石地塗りとして、これを革で菱綴して構成した二枚桶側胴です。籠手(こて)は金箔押平瓢(ひらふくべ)、脛当(すねあて)は鉄角篠(かくしの)七本黒漆塗りです。また、袖及び指物装置がないことから陣羽織を用いて着用した高級甲冑であることがうかがえます。
威糸(おどしいと)、家地布(いえじぬの)などに多少の損亡がありますが、失われた所も無く、精緻な出来映えです。江戸時代初期と後期に部分的に補修された後がみられますが、歴史的遺物として大変貴重な品です。

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