ここから本文です。
公開日:2011年5月10日
台風や豪雨の威力は計り知れない反面、事前の対策次第で被害を最小限に抑えることが大切です。いざというときに備え、家庭はもちろん、まちぐるみで日頃から対策をとるようにしましょう。
集中豪雨は、短時間のうちに狭い地域に集中して降る豪雨のことで、梅雨の終わりごろによく起こります。狭い地域に限られ突発的に降るため、予期は比較的困難です。小中河川の氾濫や土砂崩れ、がけ崩れなどによる大きな被害が予想されます。がけ付近や造成地、扇状地などは気象情報に十分注意し万全な対策をとるようにしましょう。
大雨情報をキャッチしたら、我が家で安全対策を始めましょう。
大雨によって災害が起こると予測される場合。
具体的には次の条件に該当する場合です。
以上になると予想される場合
大雨によって重大な災害が起こるおそれがあると予測される場合。
具体的には次の条件に該当する場合です。
以上になると予想される場合
|
平均風速 |
予報用語 |
人への影響 |
屋外・樹木の様子 |
建造物の被害 |
|---|---|---|---|---|
|
10~15 |
やや強い風 |
風に向かって 歩きにくくなる。 |
樹木全体が揺れる。 |
取り付けの不完全な 看板やトタン板が飛び始める。 |
|
15~20 |
強い風 |
風に向かって歩けない 転倒する人も出る。 |
小枝が折れる。 |
ビニールハウスが壊れ始める。 |
|
20~25 |
非常に強い風 |
しっかりと身体を確保しないと転倒する。 |
鋼製シャッターが壊れ始める。 |
|
|
25~30 |
立っていられない。 屋外での行動は危険。 |
樹木が根こそぎ倒れ始める。 |
ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外装材がはがれ、飛び始める。 |
|
|
30~ |
強烈な風 |
屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる。 |
|
1時間雨量 |
予報用語 |
人の受けるイメージ |
災害発生状況 |
|---|---|---|---|
|
10~20 |
やや強い雨 |
ザーザーと降る。 |
この程度の雨でも長く続くときは注意が必要。 |
|
20~30 |
強い雨 |
どしゃ降り。 |
側溝や下水、小さな川があふれ、小規模の崖崩れが始まる。 |
|
30~50 |
激しい雨 |
バケツをひっくり返したように降る。 |
山崩れ・崖崩れが起きやすくなり、危険地帯では避難の準備が必要。 |
|
50~80 |
非常に激しい雨 |
滝のように降る。 |
マンホールから水が噴出する。 |
|
80~ |
猛烈な雨 |
息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感じる。 |
雨による大規模な災害が発生するおそれが強く、厳重な警戒が必要。 |
つねに気象情報には、注意しておきましょう。
以前は雨水の一部は田畑や森林などの「自然の貯水池」にたまり、一部は地下にしみこんでゆっくり川に流れ込んでいました。しかし現在の都市部では「自然の貯水池」の機能は失われ、道路などの地表部はコンクリートやアスファルトでおおわれ大半の水はそのまま下水道や川に集中して流れ込み、下水道の処理能力が追いつかず川も大量の水を抱えきれなくなって市街地にあふれて洪水を起こします。
都市部では、長雨や大雨の際にはなるべく風呂や洗濯の排水を控えて、少しでも下水への水量を減らすようにしましょう。広範囲の家庭の排水は普段でも相当の水量をなしています。
平成12年9月に発生した東海豪雨では道路が冠水し、約1,000台の車両が浸水して動けなくなりました。放置された車両がその後の復旧作業の車両の通行を妨げ、また通行可能な道路には避難、知人の状況確認のための車両が集中し、防災車両や被災車両を移動するレッカー車が渋滞に巻き込まれるなど応急対策活動に重大な支障をきたしました。浸水時の通行困難カ所への違法駐車や車両での避難は避け、防災車両の活動の妨げにならない場所へ指示に従ってすみやかに移動するようにしましょう。
地上が冠水すると一気に水が流れ込んできます。
福岡市博多駅周辺のオフィス街が冠水。ビルの地下1階で逃げ遅れた従業員が水死する事故がありました。駐車場の入り口などから水が急激に流入。「逃げられないかもしれない」と電話した直後に悲鳴がして、連絡が途絶えました。東京都新宿区では、低地の住宅街が冠水。住宅の地下室にエレベーターで様子を見に行った住居者が、水没した地下室に閉じ込められて死亡しました。地下室には外階段もありましたが、水圧でドアが開かず、エレベーターも濡れて動かなくなりました。
![]()
Copyright © 2009 Gyoda City. All Rights Reserved.
